【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー

ロードレーサーバイクの仕様と知識
日本で舗装路を軽快に走れるバイクとして多くの人が思い浮かぶのがロードバイク=ロードレーサーでしょう。

MTBやクロスバイクのフラットハンドルと違って、ロードバイクの『ドロップハンドル』は独特なカーブを組み合わせた特徴的な形状をしており、あたりを走行しててもロードバイクだと判別がつきますね。



ロードレーサーとは

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー

ロードレーサーはロードバイクのなかでも、高い速度を維持しながら長距離を走破することに特化した競技用向け自転車。車で例えるならフォーミュラカー(F1など)で、自動車レース最高峰のレーシングカーと同じ方向性をもつレーシーなバイクです。

ライディングフォーム(乗車姿勢)は、サドルからハンドルまでが遠くハンドル位置が低い(サドル位置は高い)、これによって上半身は前方へ覆いかぶさるような姿勢になります。これは、空気抵抗を減らし力強いペダリングを実現するためです。

構成パーツの解説

バイクの重量は、軽いほうが加速や登坂・運動性能にメリットがあるためフレームは軽量な設計。バイクを構成する多数の部品も価格に応じた軽量パーツで組上げてあります。以下では、ロードレーサーのフレームをふくめた部品構成と特徴を解説しています。



ハンドル

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー

ロードバイクで特徴的なのがドロップハンドル。ハンドルのバーテープを巻いてある様々な位置を握って走行できるため、状況によって姿勢をかえることで上半身の疲労を拡散できます。1日で100キロメートル以上走るなら、体力の温存は必要不可欠です。

ハンドルの形状は若干の違いはありますが、近年販売されているロードバイクには、扱いやすい形状『アナトミックシャロー』と呼ばれるドロップハンドルが多く採用されています。

フレーム

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー

フレームは軽量化優先の設計。現在はカーボン素材が主流で、多くのブランドから広い価格帯で販売されている。普及クラスは軽量アルミフレームが採用されているが、近年販売されているモデルでは、振動吸収性を追求した乗り心地のよいフレームが登場している。

そのほか、趣味的に素材にこだわるユーザー向けにチタン(Titanium)、スカンジウム(Scandium)、ステンレス、クロモリ(Chromium Molybdenum)、スチール素材をもちいたフレームもある。

プロレーサーも実際に使用する上級モデルのカーボンフレームは、超軽量化された肉薄構造であるため、ちょっとした転倒の衝撃でフレームチューブが破断して廃車になることがある。普段の取り扱いにも注意が必要です。

ブレーキ

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー
多くのロードレーサーには『キャリパーブレーキ』というホイールリムを挟み込んで制動をかける従来のブレーキシステムを採用していますが、近年レース規格にも採用されることになったため『ディスクブレーキ』を搭載するロードレーサーもラインナップされている。

ディスクブレーキは、フレーム・フォークが専用設計になるため、従来のキャリパーブレーキを採用したロードバイクへの取付はできません。

ホイール

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー
ロードバイクの一般的なホイールサイズは[700c]が一般的。女性や小柄な体格のユーザー向けに[650c]もありますが、650cホイールを装着するには650c対応のフレームとフォークが必要になります。

従来はキャリパーブレーキに対応するリムを採用したホイールが一般的でしたが、近年ディスクブレーキが登場したことによって制動方法の違いから、同じ700cのホイールでもまったく互換性がありません。

ホイールの素材・設計の進歩はめざましく、ディスクブレーキ専用ホイールをふくめ、カーボンとアルミ素材を活かした高性能ホイールが各社より多く登場しています。

タイヤ

【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー

ロードレーサーのタイヤは、摩擦抵抗を減らすために装着タイヤは極端に細い傾向にあります。
レース指向のバイクであれば、タイヤの幅は[23〜25c]幅のタイヤを採用している。(タイヤ幅に表示される単位「C」は、そのままミリ単位に換算して考えてさしつえありません。)

ロードバイクの細いタイヤには、成人男性の体重がかかるため、タイヤへ入れる空気圧は[7キロ(kgf/平方㎝=bar)]以上が必要。この高いエア圧を充填するには「ママチャリ」用の空気入れ(フロアポンプ)では対応できないことがある。

変速(ギア)

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2017年に販売されているロードレーサーであれば、フロントチェーンリング(前歯車)は2段変速で、リアスプロケット(後歯車)が10〜11段の変速段数が多い。ツーリング向けのモデルでは、幅広い速度域をカバーするためフロントチェーンリングが3段になることもある。
【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー
前2段のチェーンリングの歯数は[53-39T]から[50-34T]が多く採用される。歯数の大きいほうが速いスピードで走行することが可能になりますが、峠越えをふくむ山岳ルートを走るばあいは高い脚力が必要。
【ロードバイク知識】初めてのロードレーサー
変速の方法は、ブレーキ併用のレバーを左右に動かす操作することで変速できるタイプが主流(シマノでは「STIレバー」)。コーナーリング前のブレーキング後にすぐ変速ができるため、加速が途切れずペダリング効率もアップすることになります。

ロードレーサーのまとめ

ロードレーサーの特徴

フレーム
素材(カーボンファイバー、アルミニウム)軽量化優先。
ハンドル
素材(カーボンファイバー、アルミニウム)基本ドロップハンドル。
ホイール
素材(カーボンファイバー、アルミニウム)近年ディスクブレーキ対応もあり。
タイヤ
幅(23c〜28c)表面は基本溝なし。
ブレーキ
キャリパーブレーキが標準。近年ディスクブレーキ仕様もあり。
変速機
ブレーキ一体型レバー(シマノ製はSTIレバー)が主流。
その他
価格帯や仕様によっては、キャリアやフェンダーが装着できるダボやマウントを装備する。


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