【佐賀唐津】虹ノ松原 サイクリング

定期船渡船場へ渡る橋からの唐津城
唐津市二日目。午前中(前回:唐津城サイクリング)の距離はわずかですが唐津城周辺を自転車で散策。街の雰囲気をすこし感じることができました。
虹ノ松原[佐賀県唐津市鏡]
そして午後は、あの『虹ノ松原(にじのまつばら)』を走ります。こちらの松原は【日本三大松原】のひとつで特別名勝に指定されれいる観光地です。ほかにも、日本の白砂青松100選、日本の道100選にも選ばれる名所。こちらの浜は、長さ約5kmにわたって弧状にクロマツが群林する特徴を持ちます。また、夏には海水浴場としても賑わいをみせ、地元にとって大切な海浜となってます。

虹ノ松原の散歩道
虹ノ松原の松林には、海岸に沿うように並行するシングルトラック(小道)が松原全体をつないで続いています。

せっかく名所を走るのですから、松原をタップリと堪能するべく、端の西側から東方面へ向かいます。虹の松原は5km以上にわたって続いているため走り甲斐はあります。
虹ノ松原のシングルトラック
この小道の至る所には、松の根が露出して這っている部分が多数あるため、ハンドル操作で避けたり、拔重やバニーホップで根の上を車輪が乗り上げないように気をつけながら走行。この松林を走る限りこの状態がつづきます。なにかMTBトレーニングしているようです。



同じ景色がつづく松林の小道をすすんでいると、どの辺りを走っているのか気になるものです。路面状況を見ながら避ける操作しているから平均スピードは低い。
浜から望む高島[虹ノ松原]
小道を進んでいると、たまに交差するように砂浜方面にのびる小道があるので、たまに浜へ出ては現在位置を確認。ある小道から浜に出ると、『高島(たかしま)』が左前方に見えるから、予想以上に東へ進んでいません。

ここでスイッチが入ったのかペースアップします。それに合わせるように、松林のルートには小さい起伏やスラロームが現れ、トレイルライドのように楽しいテンポで走れるようになりました。
虹ノ松原の砂浜(遠方に唐津城)
それからしばらくして浜に出てみると、おお!これは進みました。中央の奥には遠く離れた『唐津城』が望めます。また、すぐそこの浜には砂のダブルトラックが通っています。せっかくなので帰路はこのルートを走ろう。
左奥に唐津城、右に高島[虹ノ松原]
そして右側に視線をうつすと、先ほどは前方にあった高島が、かなり西側に見えます。
虹ノ松原[海の家付近]
そこから東へいくらか進むと、海の家のある海水浴場へ辿り着く。しかし、なぜか誰もいない砂浜…人がほぼいないので写真は撮りやすくてありがたい。
虹ノ松原の海[唐津湾]
この日は風が穏やかで、押し寄せる波も優しい。波の音を聞いているとドラマチックな雰囲気。気分だけでもヒロインになれるかもしれません。
虹ノ松原の東端あたり[佐賀県唐津市鏡]
東側を見渡すと、美しい浜辺はもう少し続いている。しかし、海の家がある辺りで松原は途切れています。ということは『虹ノ松原』の東端に到達しました。向こうには糸島の山々(十坊山:福岡県糸島市二丈吉井)が望めます。
自転車では山ばかり行ってしまうのですが、海と砂浜ってかなり良いです。こういった情景には癒されます。


砂浜のダブルトラック[虹ノ松原]
さて、往路は松林をひたすら走ってきたから、帰路は砂浜を帰る事にましょう。
浜沿いの道は砂が多いからフカフカ気味だけど、MTBの太いタイヤなら大きな問題はなし。かえって脚力アップの練習になりそう。それより、広大なロケーションと打ち寄せる波の音が心地いい。
虹ノ松原から糸島方面の景色
ひさすらペダリングして砂浜の小道を走った。ふと、後ろを振り返ると…う〜ん、いい景色です。先ほど写真を撮っていた海の家あたりの砂浜が、あんなに遠くになりました。奥向こうにあるのは糸島の二丈岳。あちらも軽い登山に良さそうな標高ですね。
この日の空は霞ぎみでしたが、これが澄んだコバルトブルーだったら、もっと素晴らしい景色になったでしょう。
唐津湾の高島[虹ノ松原の西側]
さて、出発地点だった松原の西側に戻ってきました。目の前には高島があります。ということで虹ノ松原サイクリング終了。

ここより、もっと西側も散策したかったのですがタイムリミット。名物『からつバーガー』などにも寄りたかったのですが、残念ながら、またの機会の楽しみにとっておきたい。ということで、二日間にわたった唐津サイクリング完了です。



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