【軽自動車】ワゴンRにスポーツ自転車を載せる

自転車 載せる 固定方法[ワゴンR MH55S]

前後輪を外して車載(乗員3人)

前後タイヤ・ホイールを外して[ワゴンR MH55S 自転車固定]
ワゴンRのようなハイトワゴン軽自動車に、スポーツ自転車を載せるのにオススメなのが、前後輪を外した車載方法です。
この載せかたの最大のメリットは、ホイールを外した自転車の前後長が短くなるので、後部座席の片側のみ折りたためば積載可能になること。これで、自転車1台を載せたうえ3名の大人が乗車可能です。

同社の軽スーパーハイトワゴン『スペーシア』より車内空間が狭いワゴンRにとって、積載物がコンパクトに収納できる意味は大きいでしょう。



ワゴンR:前後輪を外した乗せ方

では、実際にワゴンRに前後ホイールを外したスポーツバイクを積み込んでみましょう。私のやり方では以下のようにしています。

  1. 左右どちらか一方の後席を折りたたんでフラットにする
  2. 後輪を外し後輪アクスルにリアエンドサポートを取付け
  3. 前輪も外してスポーツ自転車を後席フラット部分に積み込む
  4. 前輪アクスルを車載ベースなどに固定する
  5. 外したホイールを収納袋に入れる

左右どちらか一方の後席を折りたたんでフラットにする

後部座席を折りたたんでフラットにするのは、左右どちらでもOK。構造上トップチューブが短いロードバイクやアドベンチャーバイクであれば、運転席の後ろとなる右側後席に積み込むことは可能です。しかし、ドライバーの身長が高い・バイクのフレームサイズが大きかったりすると収まらない可能性があります。
後部座席の折りたたみ[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
助手席の乗員の身長がとくに高くなければ、大きいフレームサイズのバイクをフラット化した左側の後部座席に積載できるでしょう。

後輪を外し後輪アクスルにリアエンドサポートを取付け

私が前後ホイールを外して積載する時は、まず後ろホイールから外していきます。
リアディレイラーの保護[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
ホイールを外したまま載せるとリアディレイラー(変速機)が荷室床に接触してしまうので、変速機を保護する『リアエンドサポート』をリアアクスル(後輪車軸)へ取付けます。
前後ホイールをはずす[ワゴンR 自転車固定 積載]
リアエンドサポートを取り付ければ、フレーム後部やチェーンリング部分の接触を防ぎ、安全な状態で荷室に置くことができます。

なお、リアアクスルに装着するエンドサポートは、クイックリリースとスルーアクスルのどちらの規格にも対応します。

前後輪も外してスポーツ自転車を後席フラット部分に積み込む

後部座席に載せる[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
次に、前ホイールを外します。
リアディレイラー部分はエンドサポートによって保護されるので、破損や汚れを気にする必要もなく、前輪の取り外しに集中できます。

クイックリリースの着け外しでは両手による作業が必要ですが、普及がすすんでいるスルーアクスルであれば着け外しは片手でもできるようになります。

前輪アクスルを車載ベースなどに固定する

車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]
前後ホイールを外したフレームを立てて積載できるよう、前アクスル部分を車載ベースに固定する。
車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]車載ベース ミノウラ VERGO[ワゴンR 積載 自転車固定]
私が使用している車載ベース『ミノウラ VERGO-TF2-WH』は、ワゴンR MH55S モデルの後席部分にうまい具合にハマるため、車の『曲がる・止まる』といった状況でも自転車フレームかなり安定しています。

外したホイールを収納袋に入れる

外したホイールはフレームを積み込んだ後でホイールバッグに収納します。
ホイールバッグは、700c 系のロードバイク用ホイールバッグ、29インチ系のアドベンチャーバイク、MTB用ホイールバッグが自転車用アクセサリーとして販売されています。
タイヤ・ホイール収納袋[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
私は、グラベルロードタイヤとMTBタイヤの両方を使うので、TIOGA製の29インチホイールバッグで併用させています。
タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法タイヤ・ホイール収納袋 軽自動車 自転車 乗せる 固定方法


後方視界

前後ホイールをはずす[ワゴンR 自転車固定 積載]
前後ホイールを外した自転車はかなりコンパクトな状態となり、後方視界をほとんど遮ることがなく安全確認も良好です。ただ、コンパクトになった分、外した前後ホイールの置き場所によって視界確保に大きな差がある点に注意が必要です。

    積載のポイント

  • 運転席の後ろに自転車を載せれるか
  • 左後ろ・後方の安全確認はできるか
  • ホイールバッグの置き場所と視界の確保

前後輪を外したコンパクトな状態なら、後部座席の左右どちらでも積載ができるでしょう。とくに、運転席の後ろが積載のベストポジションです。ここに外したホイールを含めた自転車が載せれれば、後方視界の確保は万全。さらに、3人乗車した時でも、後席の人の顔も見えるのでコミュニケーションしやすいメリットがあります。

運転手が長身で右後部座席に載せれない

ただ、運転手の背が高い長身のばあい、運転に最適なポジションを出すため、座席を後方にスライドさせる必要があります。こうなると、折りたたんだ右側後部座席の荷室長が短くなり、両輪を外した自転車でも乗せられない可能性あり。事前に確認しておきましょう。
ホイールバッグ積み込み[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
左側の後部座席にしか積載できないばあいは、外したホイールの置き場所で、後方の視界確保がまったく違ってきます。
ホイールバッグで後ろが見えない[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
3名乗員の場合、外した前後輪をホイールバッグに入れて、セットで積載すると左後ろ方向はほぼ見えません。
ホイールバッグを積む場所[ワゴンR 車載 積載 自転車固定]
もし、2名しか乗車しないなら、ホイールバッグは右側の後部座席に置きましょう。
ホイールバッグと後方視界[ワゴンR 軽自動車 自転車積載]
ホイールバッグを運転席の後ろに置ければ、後方視界が確保できて安全に運転しやすくなります。




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