単焦点の広角レンズといえば画角28ミリ(35ミリフィルム換算)のレンズを選ぶ人が多いでしょう。
冨士フイルムからは『XF18mmF2 R』が発売されています。F2という口径の大きいレンズを採用しつつも、パンケーキレンズのように薄型のお陰で、X-E2やX-A3などのカメラボディと組み合わせると非常にコンパクトなスナップカメラになります。
高画質と薄型設計
XF18mmF2 Rは、f値の明るいレンズと0.18メートルの最短撮影距離を活かすことで、広角レンズでありながら背景をボカして被写体を目立たせることが可能です。
このレンズは2012年2月に発売され、FUJIFILM Xシリーズ初のミラーレスカメラ用のフジノンレンズとして登場しました。そして、発売から5年が経過した最近、このレンズの2型目が開発されている情報が海外で上がっています。
XF18mmF2 Rは薄型レンズ設計の影響か、レンズ外周部分にあたるフレーム隅の解像度低下や画像の流れがあります。2型目では、このあたりの改善が図られる可能性があります。
個人的に薄型設計は維持して欲しいのですが、防塵防滴仕様の採用や画質優先のために設計が大きく変更されるかも?
ともあれ、どのようなリニューアルがほどこされるか今から楽しみです。
XF18mmF2 R:スペック
- 特長:
- 開放F2で薄型軽量、軽快なスナップ撮影から光量の少ないロケーションでも活躍するコンパクトレンズ。第5レンズと第7レンズにはガラスモールド非球面レンズを採用。第5レンズは開放F値を明るくするために、第7レンズはレンズを薄くするための設計。
センサーにぎりぎりまで近づけた最終レンズによって、センサーへの光線入射角度を小さくし、周辺光量の低下や色シェーディングを抑えながら、 レンズの薄型化を実現しています。 - レンズ構成:
- 7群8枚(非球面レンズ2枚)
- 絞り羽根枚数:
- 7枚(円形絞り)
- 最大撮影倍率:
- 0.14倍
- 外形寸法:
- ø64.5mm×33.7mm
- 質量:
- 116g
- フィルター径:
- ø52mm(リンク先はレンズアクセサリーです。)