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転倒検出機能(自動緊急 SOS)- Apple Watch

転倒検出機能とは[Apple Watch]

Apple Watch Series 4 以降に搭載されたエマージェンシー機能である『転倒検出』は、ユーザーが勢いよく転倒した状況を Apple Watch が検出。もし、転倒したユーザーが緊急連絡キャンセルボタンを押せない状況(60秒間)にあるばあい、緊急通報サービスに自動的に電話がかけられるシステムです。

転倒検出機能

緊急 SOS 機能

転倒検出機能:自動緊急 SOS[Apple Watch]
転倒検知の設定は、iPhone の Apple Watch アプリを起動させ『緊急 SOS』という項目の中にあります。この機能は初期設定では『オフ』で作動しない状態になっているので、転倒検知機能を利用したいばあいは、ユーザーが前もってを『オン』状態にする必要があります。

緊急 SOS は、iOS 11 以降に対応した iPhone で利用できる緊急連絡サポート機能です。すばやく簡単に緊急電話をかけて助けを求め、緊急連絡先に知らせることができます。iPhone から緊急 SOS が作動して電話をかけると、自動的に現地の緊急通報用電話番号にかかります。

緊急 SOS は緊急連絡先の追加設定が可能。任意で連絡先を追加すれば緊急電話の終了後、特定のキャンセルを選択しなければ、iPhone は指定の緊急連絡先にテキストメッセージを自動発信して通知。緊急連絡先には、iPhone の現在地、SOS モードに入ってからの経過時間などが送信され、現在地が変わったらそのつど最新情報が送信されます。


救命事例

ユーザーの命を救われた例

転倒検出機能:自動緊急 SOS[Apple Watch]
Apple Watch の ECG(心電図)機能によって心臓疾患の兆候をユーザーへ知らせた例はいくつも報じられていますがが、新たに採用された『転倒検出機能』によって命が救われた例も次々と上がっています。

高齢者にとって転倒は日常生活の中で常に抱えているリスクであり、骨折や深刻なケガにより寝たきりになったり救助が遅れて命の危険に関わる事態になることもあります。

転倒検出が救った例《1》

ノルウェーでは、バスルームで倒れ意識不明となった67歳の Toralv 氏が、Apple Watch の緊急 SOS によって救急隊員に助けられています。

この例では Apple Watch を着けた男性の転倒を検出。転倒後ユーザーからの通報キャンセルが行なわれなかったため、自動的に緊急サービスに通報し生命の危険から救うことができています。

救出された同氏の娘の証言では、おそらく Toralv 氏は夜中にトイレへ行き、なんらかの理由で転倒した可能性が高い。転倒した Toralv 氏は重症で救助されており、その時の状態はアゴが三箇所の骨折、目も負傷しており顔は血だらけでした。
緊急通報装置や電話を携帯しない状態で迅速に救助できたのは、転倒検出と緊急 SOS 機能のおかげでしょう。この件について現地の技術ジャーナリストは「Apple Watch が彼の命を救った」コメントしています。

転倒検出が救った例《2》

米メイン州の Dotty White さん(87歳)は、買い物から帰宅途中の交差点で自動車事故に遭いました。

White さんは緊急サービスに救助をもとめる電話をかけられない状態でしたが、装着していた Apple Watch が車両衝突事故を激しい転倒として感知したため、転倒検出機能によって自動的に指定した緊急連絡先へ通報。White さんが緊急連絡先に家族の電話番号を登録しており、緊急な救援が必要な状況が分かりました。

緊急 SOS 作動
事故の衝撃を転倒検出機能と感知。ケガで緊急 SOS 実行を取り消せなかった White さんの Apple Watch は、フロリダにいる息子、マサチューセッツにいる娘、メインにいる娘3人に自動で電話かけられました。転倒検出機能は着用者の位置情報を添えて送信されるため、緊急事態が発生した場所も判明します。
Apple Watch の自動緊急電話を受けた息子の James さんは、緊急 SOS が発信したメッセージと転倒検出位置が非常に役に立った事実をのべています。

White さんは今回の衝突事故で骨折を何箇所か負いましたが「Apple Watch は良い。時間や天気が分かるし、イザというとき助けにもなる。」と、彼女は Apple Watch に大変感謝している。


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