Apple H2ヘッドフォンチップ、ノイズキャンセル機能、耐水防塵、ヘルスモニタリング機能、Qi規格急速充電などの機能搭載が予測される AirPods 第3世代の最新情報を更新。
AirPods 3 情報《2》
AirPods 3 の噂
台湾のハイテク関連メディア DigiTimes によると、Apple は次期 AirPods 3 を2019年末までに発売すると報じています。これは、AirPods 3 の発売が2020年頃になるという最近のリーク情報とは違った内容。
この新しい AirPods 3 には、Apple イヤホン初搭載の ANC(アクティブ ノイズ キャンセレーション)を採用するとしている。情報筋からの詳しい内容では、組み立ては優れた製造ノウハウを持つ台湾 Inventec がおもに請け負うが、中国 Luxshare Precision も新設計の部品の一部を請け負って生産するもよう。
ノイズキャンセリング機能は新しい技術ではなく、耳全体をかるく塞ぐオンイヤーヘッドホンで多く採用されています。ところが、AirPods のようにゴム製のイヤーチップやフォームが付属せず、耳に掛けるだけのオープンタイプイヤホンに採用するには無理があります。最低限の雑音侵入を防ぐ対策をしないと、周囲の音をキャンセルするのに多くの電力を消費してしまい、バッテリー稼働時間に影響を与える可能性があります。
DigiTimes 情報の AirPods 第3世代 は、ノイズキャンセリング機能を搭載することで他社ワイヤレスイヤホンとの差別化を狙っていると報じていますが、他の機能については詳しく述べていません。
Bloomberg(ブルームバーグ)のMark Gurman 氏も、AirPods 第3世代にはノイズキャンセル機能を搭載し新しいデザインを採用。さらに防水性能の向上が含まれており、雨や水しぶき耐えられるようになると主張している。なお Gurman 氏は、Apple 第2世代の発売までのサイクルを一年間遅らせた経緯から、AirPod 3 が2020年まで登場することはないと信じています。
健康管理機能
Apple のティム・クック CEO は「2019年からヘルスケア製品に力を入れていく」とコメントしているように AirPods 3、AirPods Pro にも、健康管理をサポートする機能を採用する可能性があります。
すでに Apple は、2018年の新モデルとなるウェアラブルデバイス Apple Watch Series 4 には心電図機能を搭載しており、さらに Health Records APIを開発者向けに公開することで、ヘルスケアアプリの開発加速も図っています。
これらの情報から予想するに、多くのユーザーを獲得できる AirPods にヘルスケア機能をプラスすることは意外なことではありません。なぜなら、音楽好きの AirPods ユーザーは、長い時間にわたってイヤホンを装着するわけですから、お知らせや注意しなければいけない身体の情報を音声として通知することは難しくないでしょう。
まだ具体的な機能は分かっていませんが、アメリカ 経済メディア Bloomberg(ブルームバーグ)の記事によれば、AirPods にバイオメトリックセンサーの追加を検討している、といった情報も上がっています。その他にも、ワイヤレスイヤホンに交換可能なバイオメトリックセンサーを追加するための特許を取得していることも判明しています。
このヘルスケアアプリと、バイオメトリックセンサーと Siri を連携させることで、身体の状態を気軽に知ることができたり、体調の異変や転倒事故などの情報を即座に医療機関へ通知することができるかもしれません。
こういった機能は、すでに iPhone と Apple Watch の連携機能で実現しているため、AirPods にヘルスケア機能が追加されても予想外な進化にはならないでしょう。
耐水・防塵性能
AirPods のアップデート情報は他にもあって、アメリカの Bloomberg(ブルームバーグ)は、次期 AirPods には耐水性能を備えたものを開発している情報を上げています。
現行モデルの仕様には耐水性能に関する記載がないため、AirPods が雨で濡れる状況や、海・プール、川といった水がかかる場所での使用は故障の原因になります。ところが、次期 AirPods で耐水防塵などに対応できれば、汗をかいてしまうスポーツやジムトレーニングはもちろん、避けられない豪雨に遭遇したり、アウトドアなどの水場の環境でも安心して利用できます。
15分急速満充電
XDA Developers(エックスディーエー デベロッパー)の著名な開発者である Max Weinbach(マックス ウェインバッハ)氏によると、新型 AirPods には Qi(チー)規格ワイヤレス給電による『15分急速満充電』機能が採用されるとしている。
AirPods 第2世代の充電と再生時間は、15分充電で3時間の再生(稼働)能力をもっています。ところが 2020 AirPods では、さらに急速充電性能が向上しており、バッテリー放電状態〈0%〉から満充電〈100%〉までに必要な時間はわずか15分で完了とコメント。
ただし、この高速充電機能とひきかえに充電ケースは大型化するうえに重量も重くなると伝えています。
AirPods 2 充電仕様
- ワイヤレス充電規格 Qi 対応
- 15分の高速充電で満充電
- 充電ケースは大きく重くなる
ただ『15分急速満充電』を実現するには、Qi 規格ワイヤレス充電に対応する高出力充電マットが必要になります。ただ、高出力な急速充電はバッテリーに負荷がかかるため、高レベルの充電出力・充電時間の管理が必要になります。そのあたりの機能マネジメントがどのようになるか興味深いです。
耐水機能と AirPods 3
米国 Wedbush Securities(ウェットブッシュ証券) のアナリストによると、2019年後半に防水仕様の AirPods 3 が発表されると推測。この AirPods 第3世代はスポーツをコンセプトにしたデザインをしており、防水機能を導入するもよう。販売価格は搭載する機能にそって高価になるとしている。
以前からのリーク情報でも、次期 AirPods 2 が耐水機能を採用する情報が上がっていましたが、耐水仕様に造形が違うモデルで AirPods 第3世代という同じラインの後継機が追加されるというのが不思議な点です。
ノイズキャンセリング機能を搭載する上位モデル AirPods の情報もあるため、将来は3モデル展開になる可能性もありそうです。
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