【2020新型】iPhone 12：リークまとめ

2020年後半の最新機種となる iPhone 12 シリーズは、設計構造を全面刷新するオールチェンジモデル。

ベゼルレス・オールディスプレイを引継ぎつつ、ディスプレイサイズ変更や、新規の有機 EL パネルを採用。上位モデルは、メインカメラ構成は従来モデルを継続しつつも LiDAR スキャナ（3D ToF）を搭載するもよう。

iPhone 12 リーク《7》

アナリストによる価格予測

UBI Research（OLED専門リサーチ会社）アナリストで、元 Samsung Electronics ディスプレイ技術者の Chung-Hoon Lee（リーチョンフン）氏が、iPhone 12 の概要と価格を予測しています。

iPhone 12 は4機種で全てが新設計。OLED ディスプレイ搭載と 5G 対応
2020年モデルでもっとも安価な iPhone 12 mini の価格は $ 600〜$ 700
廉価モデル iPhone 12 mini は iPhone 11 より手頃な価格になる可能性あり

iPhone 11 は699ドル（74,800円）から販売されている2019年モデルでは最廉価。競合するライバルモデルとなる Pixel 4 や Galaxy S20シリーズと比較しても、iPhone 11 の販売数は上回っており Apple としては大きな成功をもたらす1台となっています。

Apple は2020年後半に、4機種ほどのニューモデルの投入予定があると予測されています。これらの新機種は、すべてがベゼルレス・オールディスプレイと 5G 対応となる。さらに、シリーズ最小最軽量モデルの 5.4-inch iPhone 12 mini は、iPhone 11 よりリーズナブルな価格設定が予想されており、多くのエントリーユーザーに受け入れられるモデルとなりそう。

新規 OLED パネルのサプライヤー

アナリスト Chung-Hoon Lee 氏は、新型コロナウイルスの世界的蔓延によって、ディスプレイパネルを製造するサプライヤーにも様々な影響が起こっていると述べています。

この世界的な障害によって iPhone 12 シリーズの表示パネル供給先に、中国のディスプレイメーカー BOE Technology Group が生産する OLED（有機 EL）ディスプレイを採用する可能性があるとみています。同社は長い間 Apple とのサプライヤー契約獲得を目指しており、この機会に iPhone 向けの有機 EL スクリーンサプライヤー入りを期待しています。

2020 iPhone 12：予想販売価格

iPhone 12 シリーズは、全てが OLED スクリーンパネルと 5G 通信に対応すること。ニューモデルの主なスペックは、Front Page Tech のテクノロジー系ジャーナリスト Jon Prosser（ジョンプロッサー）氏が公開した画像が参考になるでしょう。

アナリスト Chung-Hoon Lee 氏は、5.4インチディスプレイを搭載するエントリーモデル iPhone 12 mini の販売価格が600〜700ドルになると可能性をあげている。

6.1インチ iPhone 12 は iPhone 11 の後継機となるミッドレンジモデル。スクリーンパネルは LCD（液晶）パネルからアップグレードを受け OLED（有機 EL）を採用。販売価格は最大で750ドル（約80,000円）を予想している。

残る2機酒の 6.1インチ iPhone 12 Pro と 6.7インチ iPhone 12 Pro Max は、Pro 系となるハイエンドモデル。これらの新モデルは iPhone 11 Pro 系と同じ価格で、それぞれ999ドル（約107,000円）と1,099ドル（約118,000円）となるでしょう。

5G機能搭載による価格上昇

■米国ニュースメディア BGR は、Chung-Hoon Lee 氏の予想する販売価格について、5G モデムチップ搭載による価格の上昇が含まれていないと捕捉しています。
Samsung Electronics（サムシン電子）の販売するスマートフォン Galaxy S20 は、5G 機能の採用で価格を引き上げています。同氏の予想価格には 5G モデムチップ分の価格上乗せがされていたいため、若干は高く見積もった方がいいでしょう。

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iPhone 12 mini ：サイズ・仕様

2020年春に発売された4.7-inch ディスプレイの iPhone SE 第2世代は、その性能・機能に対して非常にリーズナブル価格によって、世界的にも多くの販売数をあげています。その一方では、従来モデルのような小型軽量さを求めていたユーザーには失望感をあたえました。

しかし、Apple は 4-inch iPhone SE サイズを待望するユーザーを見放してはいませんでした。

その答えが、2020年後半に発売が予定されている iPhone 12 mini です。

iPhone SE 2 は iPhone 8 の基本設計を継続採用しており、デザインは古いまま。さらに、従来モデル iPhone SE の『小さくて軽い』というコンセプトからも離れてしまいました。ただし、最新チップセット Apple A13 Bionic と、3GB RAM（メモリ）を採用によって、販売価格を大きく上回る性能（快適性）をユーザーに与えてくれています。

すべてが新しい iPhone SE 後継機

新型 iPhone 12 mini の注目すべきポイントは、iPhone SE 同様に小型軽量の筐体を採用。さらに、筐体・内蔵部品のすべてに最新技術が投入されることです。
iPhone 12 mini の筐体には、アルミニウム素材のフレームが採用され、筐体前後をガラスパネルでサンドイッチするため、外観も iPhone SE のように見えるでしょう。

ディスプレイ

iPhone 12 mini の前面は iPhone 11 シリーズ同様の全面画面オールディスプレイディスプレイ仕様でナローベゼル設計。表示スクリーンサイズは 5.4-inch と、iPhone シリーズでは初採用の新サイズ。パネル仕様は新開発の OLED を搭載する。

iPhone 12 mini の生体認証は Face ID（フェイスアイディー）を採用しますが、Face ID モジュールの改良・小型化によりノッチが小型化されるもよう。

チップセット / RAM

2020 iPhone SE 2 には廉価な価格を上回るチップセット Apple A13 Bionic が採用されていますが、iPhone 12 mini には新開発の Apple A14 Bionic が採用されます。このチップは、モバイル用としてはかなりパワフルな演算処理を可能としており、スロバキアの Apple 製品の情報メディア Svetapple.sk によると最大 3.1GHz で作動するもよう。
Apple A14 Bionic の供給は、Apple サプライヤーである TSMC（Taiwan Semiconductor Manufacturing Co）が 5 nm プロセスで生産される。

なお、新型チップセットに重要な部品となる RAM は容量 4GB が搭載され、通常作動の快適さはもちろん、写真・動画撮影から加工・編集までストレスなくこなせるでしょう。またこれらのパワフルな心臓部によって、少なくても3〜4年は満足できる作動感が得られるでしょう。

カメラ

メインカメラはモデルグレードによって変化。2019年前半の情報ではエントリーモデルのシングルカメラ、2019年後半ではハイエンドモデルでトリプルカメラでしたが、最近のリーク情報ではデュアルカメラ（超広角 / 広角）の予測が多い。この仕様は iPhone 11 と同じになります。
なお、LiDAR スキャナ（3D ToF）は、グレードとコスト的な条件で搭載されない。