新ホームスクリーン、ダークモード、マルチタスク、クロスプラットフォームアプリのほか様々なアップデートがされる、2019年6月開催の WWDC イベントで発表、9月後半にリリースする予定の次世代『iOS 13』の情報を更新。
iOS は Apple のモバイル機器である iPhone、iPod touch を作動させるために独自開発したオペレーティングシステム。現在の最新 OS は『iOS 12』で、機能向上、バグ、セキュリティのため常にアップデートがおこなわれています。
iOS 13 に導入される機能は、もともと iOS 12 に導入される予定だった機能が多い。その理由は、開発された iOS 11 の作動が不安定なプログラムだったため、iOS 12 は修正版として開発リソースを費やすことになりましたが、そのかわり作動が高速で安定していると好評。そんな理由で新機能開発に十分な時間がとれている iOS 13 では、多くのアップデートが期待されています。
また iOS 13 では、macOS クロスプラットフォームの開発へ向けた取り組みもおこなわれるようで、iOS 開発エンジニアも注目です。
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iOS 13 情報
iOS 13 新機能
iOS 13 の発表は〈2019年6月3日〉から米 カリフォルニア州サンノゼにある McEnery Convention Center(マッケンナリー コンベンション センター)で開催される、世界開発者会議(WWDC 19)で発表されると予想されており、一般ユーザー向け正式版の公開は同年9月ごろと見込まれています。
以下の項目では、次世代 iOS 13 に搭載される新機能の予測またはリークしている情報をまとめています。
- ダークモード
- 夜間帯での画面表示の見やすさを向上させる機能で、macOS Mojave に最初に導入されたダークモードを iOS 向けに採用。また、クロスプラッフォームを見据えた Marzipan(マジパン)で開発されたアプリは、macOS とiPad の両方でダークモードが利用可能になるもよう。
- Live Photo 改良
- Live Photoに添付されるビデオの長さを2倍にし、3秒から6秒にアップデート。
- 新設計ホームスクリーン
- iPhone と iPad のホームスクリーンデザインを刷新して操作性向上。また、カーナビゲーション用オペレーティングシステム CarPlay のホームスクリーンも iPhone などと同じ構造になるように検討されています。
- ファイルアプリの刷新
- Apple Pencil 向け新機能の追加みたいに iPad 向け機能が充実。デバイスごとに使いやすい方向性がうまれ iPhone との差異が出てくるもよう。
- iPad 複数ウィンドウ・タブビュー機能
- iPad にタブビュー機能を追加。ひとつのアプリに複数のウィンドウを表示する機能を導入。この機能では、ドラッグ操作によって複数のウィンドウをパネルのように並べたり、重ねたり、取り除いたりできる。また、2つのウィンドウに同じアプリの表示が可能なマルチタスク機能の開発。
- リマインダーアプリの強化
- iOS 12 では To Do リストのみの表示ですが、iOS 13 では「今日やる仕事」「すべての仕事」「予定の仕事」「フラグ付き仕事」のようにワークスケジュールを4つセクションに分けてが表示。各セクション内には、アイテムを追加できる色分けされたページも追加される。
- メール機能改良と追加
- 新機能の1つには、メッセージに項目・重要度といった分類機能を加え『買い物』『旅行』『重要』『あとで読む』といった条件項目をユーザー側で任意に割りふりが可能になります。また、特定のメールスレッドからの着信メール通知をミュートするオプションなど、新しいメール機能が期待されています。
- Safari ブラウザの連動表示
- iPad の Safari ブラウザで閲覧していた Web ページが、連携機能によって Mac の Safari でも同じページが自動表示されます。これまでは、自動的にiPhone で連携表示されていましたが、これに iPad が追加されます。
- 指操作による『取り消し』機能
- iPhone や iPad の操作には、本体を振ることで直前操作を取り消せるシェイク機能『アンドゥ(Undo)』があります。この機能の応用として、iOS13 では iPad のキーボードを3本指で左右にスライドすることで『取り消す』『やり直す』操作が可能になります。
- フォント管理の改善
- 新しい iOS13 ではフォントマネジメントが改善。
追加機能として設定アプリにフォント管理メニューを追加。これによって、ユーザーが新しいフォントをインストールするために、プロファイルをインストールする必要はありません。 - 音量調整の表示を小さく
- iOS13では、音量調整の機能表示が改善され小さく表示されます。iOS 12 では、音量調整中のボリュームアイコンが大きすぎで、その他の表示を妨げていました。ところが、新しいアイコンは控えめ表示となり好感が持てるでしょう。
- Siri 誤作動の改善
- 音声アシスタント Siri が、呼びかけや会話ではない『笑い声』や、赤ちゃんの泣き声に反応していた誤作動問題の修正・改善。
- 印刷機能の拡張
- アプリケーションからの印刷機能の拡張。
- クロスプラットフォーム
- iOS と macOS でクロスプラットフォームアプリの作成が可能になる機能。
- コンテンツ充実
- 雑誌のサブスクリプションサービスや独自のビデオコンテンツへの対応
- iPad のマウス対応
- iOS 13 では iPad 限定でマウス対応の可能性があります。
マウスの使用では、クリックをふくめて複数のウィンドウ・メニューの開閉、選択・移動のほか Mac OS 近い操作を実現。 - スクリーンタイム機能追加
- 新たな機能としてペアレンタルコントロールを採用。これは、特定の時間に子供が操作・電話できないような設定を可能にしています。
- ヘルスアプリ
- ヘッドフォン音量などを管理する『聴力の健康』が設けられる。特に低年齢ユーザーの難聴防止に役立つ機能といえる。
- スリープモード機能
- 時計アプリのベッドタイムに新たなスリープモードを採用。コントロールセンターでスリープモードを有効にすると、着信拒否設定がオンになり、すべての通知がミュートされる。おそらく Apple Watch 5 に搭載予定の睡眠追跡デバイスと統合される可能性あり。
- Apple マップ追加機能
- 地図アプリ「Apple マップ」では、自宅や職場の場所を登録することでナビゲーション設定が簡単に。また、ナビルートをグループごとに分けることができ写真の追加も可能。
iOS 13 対応機種
iPhone XS
iPhone XS Max
iPhone XR
iPhone X
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone SE
iPod touch (7th generation)
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iOS 13 コンセプト
次期 iOS 13 がディスプレイに表示されるイメージを AppleiDesigner(@AppleiDesigner)が YouTube に公開。多数の新機能がスクリーン表示されるコンセプトイメージを分かりやすく紹介。話題の目に優しく暗所閲覧のサポートもしてくれる Dark Mode(ダークモード)も、iPhone と iPad の両モデルで紹介しています。
スクリーン表示
iOS 13 コンセプトでは、機能表示のトーン・ふるまいが変更され、より見やすく扱いやすいアップデートがされています。
ロックスクリーン
まずはロック状態のスクリーン。ここではステータスバーなどの変更をうけます。ます、スクリーンイメージが変更が 3D Touch 機能搭載の iPhone で簡単にになります。また、時間日付の位置も変更可能です。
そのほか、ロック画面に表示する要素・機能ボタンのカスタマイズも可能に。
iPhone ロック状態の新機能としては、Super Retina(有機 EL)ディスプレイ搭載モデルのみ、スリープ状態でも時間・カレンダー情報を常時表示させることができます。さらに、カスタマイズによって他要素の情報も常時表示可能です。
ホームスクリーン
iOS 13 のホームスクリーンは、明るい通常モードのほかに輝度を下げた Dark UI(ダーク ユーザーインターフェイス)を採用。新しい UI の追加に合わせてアイコンも再設計。
このホームスクリーンの仕様変更は、iOS 13 がサポートする iPad にも適応されます。
現在の iOS 12 では Siri 起動中にスクリーン全体をグレイマスキングしてしまう仕様ですが、iOS 13 ではスクリーンの一部に Siri 稼働領域を表示して全体的な操作性を向上させています。
電話着信
電話着信時 iOS 12 のふるまいは、スクリーン全体に電話に関する情報が表示されます。iOS 13 コンセプトでは、上部の一部領域に着信データと応答 / 拒否のアイコンが棒状で表示。さらに着信表示部分を上にスワイプすれば着信ミュート(マナーモード)が可能としています。
音量表示・P in P 表示
iOS 12 までは、筐体側面にあるボリューム調整ボタンを押すと、スクリーン中央に大きめなイメージ画像とスライダーが表示されていましたが、iOS 13 では、ボリュームボタン側のスクリーンに音量パーセント値とともに小さく表示されます。
また、ホームスクリーン内の一部小さいエリアに動画を表示させる P in P(ピクチャ・イン・ピクチャ) は欲しい機能です。
スプリットビュー
2つのアプリケーションを同時に表示できるのが『スプリットビュー』。iPad に搭載されていた機能ですが iPhone でも利用可能になると便利。ただし、ディスプレイサイズが〈5.5インチ〉以上の適応条件としています。
iPad 複数アカウント
このコンセプトでは、iPad の複数アカウント機能を載せています。すでに Mac や Windows PC では複数ユーザーの利用に対応していますが、家族で利用することが多いタブレットコンピュータにも、ユーザー別のアカウントが必要だと感じます。
コンセプトイメージでは、アカウント別に利用できるアプリケーションを制限することができる仕様にしています。
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iPad マウス対応
2年ほど前から噂になっていた iPad のマウス対応の情報が再び上がっています。この情報は MacStories 編集者 Federico Viticci(フェデリコ・ビティッツィ)氏が述べています。
ビティッツィ氏は、自身がホストをつとめるポッドキャスト番組『Connected』で「iOS 13 では iPad のマウス対応が実現するようだ」とコメント。対応するマウスは Bluetooth のみのワイヤレスマウス限定ではなく、USB-C 接続のマウスにも対応するもよう。
iOS 13 でマウス対応するデバイスは iPad 限定で、iPhone シリーズや iPod touch では利用できない。対応機器はアクセシビリティにマウス設定項目が出現するようです。
iPad のマウス対応には、Apple の次期フレームワークである Marzipan と関係があります。これは iOS 13 のアプリケーションが macOS でも利用可能になるクロスプラットフォーム環境がもたらしていると考えられます。
iPad をマウスで操作する動作テストは、以前に行われており2017年には PointerKit フレームワークが GitHub で公開されています。また、動作でももようは動画でも公開されています。マウスは Apple の ワイヤレスマウス Magic Mouse(マジック マウス)を使用しています。
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ダークモード
写真や動画といった画像要素以外のスクリーン表示色を反転させ、夜間の閲覧・視聴でも視覚にやさしい Dark Mode(ダークモード)の各種機能コンセプトイメージ。
Dark Mode では、スクリーン背景色はブラック、ボタンやキーボードなどの操作系はグレー表示。文字部分や選択ボタンにアイコンを明るく表示。瞳から入る輝度の高い光を極力おさえ、とくに睡眠前の脳に与える刺激をを防いでいます。さらに、iPhone Xs などの OLED(有機 EL)ディスプレイパネル搭載の iPhone であれば、省電力の効果が期待できバッテリー駆動時間の延長も可能になります。
Face ID ダークモード
顔認証セキュア Face ID のユーザーが待ち望んでいるのは、就寝途中のメール・SNS・電話などの確認におけるスクリーンの眩しさ対策でしょう。とくに Face ID は目が開いていないと反応しないため、瞳孔が開いている時に眩しい画面を見つめるのは苦痛ですが、ダークモードではスクリーンの明るさを落とすため、嫌な思いをすることなくスリープ解除ができます。
また、Siri 起動中の情報からキーボード表示まで徹底的に『灯り』を低くして睡眠導入の妨げになるのを抑えています。
iOS 13 Trailer | 40+ NEW FEATURES!!
ConceptsiPhone が公開したコンセプトイメージ動画はこちら。
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ダークモード
ダークモードは表示される色を反転させ、より作業に集中しやすくする機能。コントロールやウインドウが暗くなって背景に溶け込み、作業中のコンテンツが際立ちます。
iOS 13 ダークモード
iOS 13 の新機能で、多くのユーザーが興味をもっているのが『Dark Mode(ダークモード)』でしょう。この機能は Apple が2018年秋に macOS Mojave に実装。
ダークモードは目に優しいだけでなく、モバイル機器のバッテリー消費量も減らしてくれるため、iOS への導入が待望されていました。
ダークモードは、背景が明るめな通常モードの色合いから、ブラックやグレーなどの色調をベースに画面全体を暗くして、瞳に入る光量を低く抑えてます。これは夜間のベットルームといった照明を低くした環境に合わせた画面表示をすることで、睡眠前の脳に刺激を与えないようにして睡眠の妨げになることを防ぐ機能です。
さらに、OLED(有機 EL)ディスプレイパネルを搭載する iPhone X、iPhone Xs、iPhone Xs Max では、省電力の効果が期待できバッテリー駆動時間の延長に貢献します。
このダークモードの流れに身近なウェブサービスも追従している。それは Twitter と YouTube 。まだユーザーの手動切り替えのみの対応で、閲覧時間帯に連動する自動ではないが、ダークモードを備えています。
iOS 12 ダークモード
すでに iPhone にはダークモードという名称ではありませんが、色を反転させるモード設定が iOS 11 から導入されています。これは、画面背景と文字の色を反転させる機能で、画像・動画といった色反転すると情報がわからなくなる要素には機能適用しません。
「色を反転」をショートカット割当て
iOS 12 ダークモードは「色を反転(スマート)」という名称ですが、自動反転ではなく手動作動なので、簡単に機能をONにするためショートカットで機能を有効にします。
- [設定]アプリを起動し、[一般]をタップ
- [一般]の項目から[アクセシビリティ]をタップ
- 下までスクロールし、[ショートカット]をタップ
- [色を反転(スマート)]をタップしてチェックを付けます
- 「サイドボタン」または「ホームボタン」3回連続クリック
トリプルクリック(3回連続クリック)は、iPhone X 以降は本体側面サイドボタン、iPhone 8 以前はホームボタンを連続押しでショートカットが機能して『色を反転(スマート)』がオンになります。
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