- 価格の違い
- デザイン・素材
- 文字盤
- 大きさ・重さ
- バッテリーの持ち
- 電子マネーの利用
- 健康モニタリング機能
- アクティビティ機能
- 防水・耐水機能
- ウォッチバンド
- Appleか、Garminか、2台持ちか
- 2022 Apple Watch:できること・特長
- Apple Watch できること
- Apple Watch Ultra
- Apple Watch Series
- Apple Watch SE
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Apple vs Garmin
価格の違い
近年多く販売されている廉価モデルの安いスマートウォッチと比べると、Apple Watch と Garmin Watch の多くのモデルで販売価格が3万円を超える。
Apple Watch:価格
Apple Watch の価格は機能をしぼった廉価モデルの Apple Watch SE が37,800円から。上位モデルの Apple Watch Series が59,800円から。また Hermès(エルメス)シリーズを選ぶとさらに高額になります。
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Garmin Watch:価格
Garmin Watch は、ユーザーの利用スタイルと機能の組み合わせによって多様なラインナップをそろえる。
もっとも安いモデルは、手軽に健康管理をはじめたい初心者向けの vívosmart5 が21,800円。もっとも高価なモデルは、高機能・高耐久性なGPSプロウォッチ MARQ Driver が363,000円となる。
Garmin スマートウォッチを選ぶときは、GPS非搭載モデルがあることに注意が必要。販売価格が7万円を超える vívomove Luxe でもGPSを搭載せず、野外でのウォーキングやランニングなどのアクティビティ計測時はスマートフォンのGPSを利用する方式を採用しています。
デザイン・素材
スマートウォッチのデザインや時計ケースの素材は、Apple と Garmin では開発コンセプトが違うことがケース形状や採用素材にあわられています。
Apple Watch
Apple Watch のデザインは、廉価モデル Apple Watch SE と上位モデル Apple Watch Series では角丸スクエアと同じ。時計ケースの大きさは少し差がある程度。そして、新筐体のハイエンドモデルとして Apple Watch Ultra がある。
ケース素材は、Apple Watch SE がアルミニウムのみ。Apple Watch Series では、アルミニウム、ステンレススチールの2種類。Apple Watch Ultra はチタニウム。なお、ステンレススチール、チタニウムは GPS + Cellular モデルのみ販売。
Garmin Watch
Garmin Watch のデザインは非常に多く、幅広いユーザーの好みに答えられる多様な開発コンセプト。
時計ケースの形状はスタンダードな円形ケースがもっとも多いが、女性ユーザーへ向けた小型軽量なスタイリッシュモデルも用意される。ほかにも角丸スクエアケースのほか、なるべく目立たない時計ベルト幅に収めたリング形状モデルも選ぶことができる。
ケース素材は、価格と使用状況に最適化されており、ポリカーボネート、繊維強化ポリマー、FRP、ステンレススチール、チタンが採用されている。
軽量化が求められるモデルには樹脂系素材、高い耐久性が求められるモデルは金属系素材を採用。
Apple Watch のケース素材は価格帯(スタンダード⇄ハイエンド)によって分けられていますが、Garmin Watch のばあいは価格帯の他に製品へ求められるスペックによって分けられています。
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文字盤
文字盤(フェイスデザイン)は時計の外観イメージ、見やすさ、情報の表示と、使うユーザーの好みや状況によって変わるでしょう。
フェイスデザインの種類については Apple Watch、Garmin Watch 共に、標準でいくつもの文字盤の設定が可能。さらに無料・有料をふくめて多数の文字盤がダウンロードで選択可能です。
大きさ・重さ
Apple Watch の大きさ・重さ
Apple Watch の大きさ・重さは、標準モデルのApple Watch SE の40mmケースが30.5 g。上位モデル Apple Watch Series の45mmケースが51.5 g。両モデルでは機能差もあるが約20gの重量に開きがある。両モデルの比較装着ではハッキリと差が感じられる。
- Apple Watch SE(40mmケース):40mm x 34mm x 10.7mm:30.5 g
- Apple Watch Series 7(45mmケース):45mm x 38mm x 10.7mm:51.5 g
- Apple Watch Ultra(49mmケース):49mm x 44mm x 14.4mm:61.3 g
Garmin Watch の大きさ・重さ
多くのラインナップをそろえる Garmin Watch の大きさ・重さはさまざま。女性向けには24.0 gの小型軽量モデルがあるが、内蔵GPS機能などハード・機能を少し省いてある。
内蔵GPS機能搭載のランニングモデルは多機能ながらも樹脂系ケース採用により37 gと軽量。上位モデルのアウトドア・アドベンチャー向けの両モデルは、高負荷対応の金属フレームや衝撃対策によりケースの大型化や重量も50gをゆうに超える。
- 女性向け小型軽量モデル Lily Sport:34.50 x 34.50 x 10.15 mm:24.0 g
- ランニング エントリーモデル ForeAthlete 55:42 x 42 x 11.6 mm:37 g
- アウトドア・アクティブモデル Instinct 2 Dual Power:45 x 45 x 14.5mm:52g
- 高耐久アドベンチャーモデル MARQ Adventurer:46 x 14.2 mm:87 g
バッテリーの持ち
Apple Watch と Garmin Watch の大きな違いとなるのがバッテリー駆動時間。
Apple Watch Series と Apple Watch SE は、必ず毎日充電しないと次の日はバッテリー切れとなり何もできなくなります。
Series 8 | Ultra |
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バッテリー駆動時間 | |
最大18時間 | 最大36時間 最大18時間(LTE接続時) |
Garmin Watch はモデルにもよりますが、バッテリー容量の小さいモデルでも約4日間はスマートウォッチとして機能します。時計ケースが大きくバッテリー容量の多いモデルなら、約10日以上はスマートウォッチモードで駆動します。
アクティビティ機能(GPS)を使用しつつも毎日充電したくないユーザーは Garmin Watch がオススメ。
電子マネーの利用
高機能スマートウォッチによってはクレジットカードや電子マネー情報を時計に登録することで、スマートウォッチだけで対応するコンビニやショップで商品を購入できます。
Apple Watch と Garmin Watch では対応する決済に違いがあるので、使用ユーザーによって選択も違ってくるでしょうが、Apple Pay に登録できる決済カードはかなり多い。
Apple Pay
- 電子マネー:Suica、PASMO、nanaco、WAON、QUICPay、iDなど
- 決済カード:Apple Cashカード、および多数のクレジットカード、デビットカード
Garmin Pay
- 電子マネー:Suica
- 決済カード:PayPay銀行、三菱UFJ-VISAデビット、Sony Bank WALLET
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健康モニタリング機能
ユーザーの健康状態をスマートウォッチのセンサーからの情報を得て、循環器系に問題の兆候を検出したらユーザーへ知らせたりする『健康モニタリング機能』で、今後も多機能スマートウォッチに求められれる機能だ。
装着しているユーザーの健康状態を監視できるヘルスケアアプリについては Apple Watch が多くの機能を搭載しており、実際に Apple Watch に命を救われたケースなどが、メディアでも数多く取りあげられている。
Apple Watch:アプリ機能の比較
Apple Watch 注目のヘルスケア機能のほか、転倒検知に関連する自動緊急SOS機能などはモデルごとに対応の差があります。以下が主な機能のシリーズモデル別対応です。
7 | 6 | SE | 3 | |
---|---|---|---|---|
心電図アプリ | ○ | ○ | × | × |
血中酸素濃度アプリ | ○ | ○ | × | × |
心拍異常の通知 | ○ | ○ | ○ | ○ |
50m防水 | ○ | ○ | ○ | ○ |
睡眠追跡 | ○ | ○ | ○ | ○ |
転倒検知 | ○ | ○ | ○ | × |
緊急SOS | ○ | ○ | ○ | ○ |
- 『心電図アプリ』の特長
- 指で触れて約30秒後には心臓図の解析結果を表示
- 常に心臓状態をチェックして異常察知したら警告
- 『転倒検出機能』の特長
- ユーザーがつまづいて転倒した状況を Apple Watch が検出
- オートバイ・自転車などの車両で転倒した場合も検出
- 緊急連絡キャンセルボタンが押せなければ緊急通報先へ電話
Garmin Watch:異常心拍アラート
Garmin Watch には Apple Watch のような『心電図アプリ』は搭載していないものの『異常心拍アラート』を搭載するモデルがある。
異常心拍アラートとは、心拍数が予期せず一定の値を超えたときにGarminデバイスに通知をさせる機能です。
10分以上静止しているにも関わらず心拍数が設定された値を超えている場合は、Garminデバイスに警告が通知されます。
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アクティビティ機能
『アクティビティ機能』はウォーキング・ランニングのほかスイミング、ジム・フィットネス、バイクといったユーザーの運動状況を測定してデータ集積できる機能。
これらの機能はApple Watch、Garmin Watch のどちらでも同じように計測可能ですが、趣味としてのスポーツからアスリートとしてのコアな運動状況を把握したいなら Garmin Watch がおすすめ。
とくに野外活動でGPS機能を使用するばあい、Apple Watch のバッテリー駆動時間は最大で7時間と、日中の活動時間をフルに活かした計測ではバッテリーが足りません。これにくらべて Garmin Watch であれば、どのモデルでも約14時間以上のバッテリー駆動能力があるため、ほとんどのスポーツの活動状況を記録可能です。
なお、Garmin Watch はユーザーの『運動』を幅広くサポートするため、たとえばゴルフなどはグリーンまでの距離(ヤード数)を測るゴルフ機能も搭載。その他にもスノーボード、登山、ボルダリング、そしてサーフィンから釣りに便利な潮汐表(タイドグラフ)などの情報も提供する。
防水・耐水機能
『防水性能』とは潜水時の耐性で『耐水性能』とは飛沫や噴流に対する耐性です。
Apple Watch Series などは水泳まで対応。Garmin Watch はスイミングから水中飛び込み、ウォータースポーツ、潜水に対応。
Apple Watch:耐水機能
Apple Watch Series と Apple Watch SE は耐水性能はありますが、防水性能はありません。プールや海で泳ぐなど、浅い水深での利用可能です。しかし、スキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなる条件は対応してません。
Apple Watch Ultra のみダイビング技術標準規格EN13319をクリアしており水深40mほどの潜水に対応。
Garmin Watch:防水機能
Garmin Watch は防水性能があり、防水等級にそった情報では『5 ATM、スイム』『10 ATM』『ダイビング』のいずれかの防水に対応する。
各モデルの耐水性能によるが、Garmin Watch はスキューバダイビング、ウォータースキーなど、水圧が高くなる条件は対応できるモデルがある。
防水等級 | 適合内容 |
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5 ATM スイム |
水しぶき、雨または雪、シャワー、スイミング、水中への飛び込み、シュノーケリング |
10 ATM | 水しぶき、雨または雪、シャワー、水泳、水中への飛び込み、シュノーケリング、高速でのウォータースポーツ |
ダイビング | 水しぶき、雨または雪、シャワー、水泳、水中への飛び込み、シュノーケリング、高速でのウォータースポーツ、スキューバダイビング |
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ウォッチバンド
Garmin Watch スタンダードモデルの時計バンドは、基本がシリコン素材ですが、アクセサリとしてレザー、ナイロン、チタニウムなどがある。外観や装着方式は一般的であつかいやすい。
Apple Watch 時計バンドの素材は、スタンダードグレードはシリコン、ナイロン。上位モデルやHermès(エルメス)モデルにはレザーが用意される。
Apple Watch はバンドタイプの種類が圧倒的に多く、外観や装着方法も画期的な独自方式が多い。また社外品の選択肢も多いのが特徴だ。
Apple 純正の Apple Watch バンドは大まかに分けると
- スポーツバンド/NIKEスポーツバンド
耐水性にすぐれワークアウト・ランニングなどのスポーティな場面に活躍するバンド。カラーバリエーションも豊富。- ソロループバンド
-
継ぎ目がない一体型バンド。着け心地が良く、凹凸がなく引っかかりのないスマートなバンド。 - ブレイデッドソロループ
-
つなぎ目が無いシリコン糸を織り込んで作られたバンド。通常のソロループと比べて、ムレなくフィット感が良い。 - スポーツループ/NIKEスポーツループ
-
通気性が高いナイロン素材を採用。ソロループと比べても、暑苦しさを感じにくいバンド - レザー
-
マグネット式でクイックな脱着ができる。サイズの微調整も合わせやすくフィット感も抜群 - HERMESレザー
-
HERMES製のレザーバンドで質感の高さやデザイン性は、他のバンドと比較しても別格 - ミラネーゼループ
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織り込まれたステンレススチールメッシュが特徴的で、高級感があるApple Watchバンド
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Appleか、Garminか、2台持ちか
充実したハードウェアから各種トレーニング計測については、まだGarmin Watch のほうが優勢。しかし、スマートフォンとの機能連携やSiri、健康モニタリング機能、電話通話・メール対応、カレンダー、アラームのほか電子マネー決済をふくめた普段使いは Apple Watch に優位性があります。
このあたりは、ユーザーが『アクティビティ機能』と『デイリーユース機能』のうち、どちらの機能を多く使うかによって Apple Watch か Garmin Watch かを選択しましょう。
なお、『アクティビティ機能』と『デイリーユース機能』のどちらも必要であれば、両ブランドの長所・短所をカバーすることができる Apple Watch と Garmin Watch の2台持ちを検討しても良いでしょう。
趣味でスポーツを楽しむユーザーには、両ブランド2台持ちのユーザーもいらっしゃいます。
- 2022 Apple Watch:できること・特長
- Apple Watch できること
- Apple Watch Ultra
- Apple Watch Series
- Apple Watch SE
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