新製品 AirPower 情報
AirPower:熱対策と A11チップ
開発プロジェクト再開が噂になっている ワイヤレス充電器 AirPower。2019年に開発中止の主な原因と言われているのが、充電中の熱上昇問題。
この熱対策の1つとして、制御用のコントロールチップに A11 チップセットが採用される情報があがっています。
AirPower の制御チップに A11 チップセットを導入する情報をあげているのは、Front Page Tech のテクノロジー系ジャーナリスト Jon Prosser(ジョン プロッサー)氏です。
Jon Prosser 氏のリーク情報によると、AirPower に採用されるチップセットは、Apple 独自開発のチップで、スマートフォン iPhone(iPhone 8 / iPhone X)に採用されており、PC 並みの高速処理や省電力駆動を可能にする高性能なもの。
AirPower は複数機器の同時充電はもちろん、さらに高速充電を実行させるため、きめ細かい給電コントロールが必要になります。おそらく、充電対応機器の給電状況や近接機器の干渉状態を確認・制御するのに高速処理が可能なチップセットが必要になったと考えてよいでしょう。
プロトタイプ C68
現在、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスの感染防止対策のため「Apple 技術者は自宅に試作機を持ち込んで研究を続けている」と言われています。
開発中の AirPower も開発部門の技術者が試作機を持ち帰り開発を進めているもよう。
この試作機の AirPower は『プロトタイプ C68』と呼ばれるコードネームが与えられているようで、熱処理問題をふくめてデバイス間通信ソフトウェアの開発もおこなっていると、Jon Prosser 氏が情報をあげている。
While working from home, engineers on Apple’s ‘Sharing and Proximity’ team are receiving prototype units of something called “C68“.
They are being asked work on software communication between devices for a “future product” that has an A11 inside to “dynamically manage heat”. pic.twitter.com/q4UvnF4ksx
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 10, 2020
Jon Prosser 氏:A11 採用について
Jon Prosser 氏が AirPower に A11 チップセット採用する理由について、独自にまとめたリーク情報から要点をあげると。Apple Watch の充電が難しいとしている。
構造上 Apple Watch の背面はセンサーモジュールで占めているため独自の充電方法を採用しています。そのため、Apple Watch への給電には大きなエネルギーを必要とします。ここで、他のデバイスと一緒に同時充電を実施すると充電マットが異常に加熱してしまい、デバイスが発火する問題が起こるそうです。
試作機に採用される A11 チップは、マット上に置いたデバイスを判別して、給電コイルへ配分した電力を送ったり、加熱を防ぐために温度をチェックしながら一定の温度を超えたら充電を停止させるなどのコントロールに利用するとのこと。
Because the Apple Watch uses a tweaked proprietary charging method, it requires more energy to charge.
In previous prototypes, if you placed an Apple Watch on the mat alongside other devices, the entire mat would overheat, and in most cases, combust. (Not joking)
— Jon Prosser (@jon_prosser) April 10, 2020
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