折りたたみディスプレイ、micro LED パネル、 Apple A15 Bionic チップ、5G 通信対応、など新技術搭載が予測される、2023年秋発表が予測される iPhone シリーズ初採用 『iPhone Fold』の最新情報を掲載。
2023年に発売される iPhone には、新しいコンセプトモデルとして折りたたみ筐体の Foldable(フォルダブル)iPhone の発売が予測されています。
Foldable iPhone を開発している Apple は、この新開発製品に関する幾つもの特許申請を済ませており、問題が発生しなければ 2023年モデルとして市場投入されるもよう。
制作されたコンセプトイメージは、著名なデザイナーが手がけた構造・機能的にすぐれる本格的な製品イメージです。
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デザイン画像
コンセプト:Roy Gilsing
先日 Samsung(サムスン)がフレキシブルディスプレイを採用した折りたたみスマートフォン『Galaxy Fold』を発表。すでに発売(2019年4月)は決定しており、販売価格は約22万円とスマートフォンとしてはかなり高額なプライス。現在、アジア系ブランドも折りたたみスマホの開発を随時進行中で、Apple もこの流れにのっています。
コンセプトイメージは、折りたたみデバイス専用メディア Foldable News が、オランダの工業デザイナー Roy Gilsing(ロイ ギルシング)氏に Samsung Galaxy Fold をもとに Foldable iPhone のコンセプトデザイン制作を依頼して仕上がったものです。
このコンセプトモデルは『iPhone X Fold』と名付けられ、外側と内側に2つのディスプレイを備える。外側のディスプレイ比率は縦横比で〈1:3〉、ディスプレイサイズは〈4.6インチ〉。内部のディスプレイ比率は縦横比で〈2:3〉で、ディスプレイサイズは〈7.3インチ〉。
iPhone X Fold は、筐体の開閉によって iPhone モード と iPad モードで表示切り替えもシームレスで可能。また折り目をつけた状態で横方向にすれば、タッチスクリーンが使えるタイピングモードにもなります。
Roy Gilsing 氏は「制作したイメージのように折りたたみ機構をもった iPhone であれば、電話はもちろん長時間のチャットにも便利」と、Apple にコンセプトモデルに沿った Foldable iPhone を設計することを望んでいます。
ConceptsiPhone コンセプト動画
ロイ ギルシング氏によるコンセプトデザイン動画。
コンセプト:Filip Koroy
YouTubeチャンネル『EverythingApplePro』に多くの Apple 製品のリーク情報やコンセプトイメージを公開している Filip Koroy(フィリップ コロイ)氏によって、折りたたみ型 iPhone の新しいコンセプト画像がアップされました。
外観デザイン
EverythingApplePro 紹介する Foldable(折りたたみ)iPhone コンセプトの構造は、折りたたみ筐体の内側に有機 ELフレキシブルディスプレイを搭載するタイプ。これは先日発表された折りたたみスマートフォン Samsung Galaxy Fold と同じ構造。
2021年モデルの折りたたみ iPhone が採用するディスプレイパネルの生産を請け負うのは Samsung Electronics と予測されています。同タイプの OEM ディスプレイを採用するため、おのずと基本構造は似たモノになるでしょう。
折りたたみ iPhone コンセプトでは筐体外装の形状や仕上げに Apple 独自のスタイルを盛り込んでいます。たとえば、筐体サイドの曲面カーブや表面質感だったり、折りたたみ可動部分の外装にもオリジナル造形を採用しています。
メインカメラ
近年スマートフォンの特長となっている背面パネルのメインカメラは、4つのカメラモジュールを載せた『クワッドレンズカメラ』となっています。折りたたみ構造になると筐体が薄くなる可能性もあり、カメラモジュールの設計はさらに難しくなりそうです。2020年モデルでは 3D マッピング用レンズユニット『3D ToF カメラ』が搭載されるでしょうから、4つのレンズのうち1基は対応ユニットになりそうです。
外側ディスプレイ
外側ディスプレイは、iPhone を折りたたんだ状態で表示されるサブディスプレイ。電話やメール着信、ちょっとした情報の確認といった短時間閲覧で利用するのが外側ディスプレイ。折りたたみ状態の iPhone は表示パネル領域が細長いため、表示要素が大きい情報は見にくいですが、視認しやすい画像情報やテキスト情報の閲覧は大きな障害にはならないでしょう。
この細長いディスプレイパネルは、消費電力の低い OLED(有機 EL)パネルの利点を活かして、時間、カレンダー、着信(電話・メール・SNS)ヘルスケアサービスなどの情報を常に表示させることが可能になります。
ちなみに、Samsung Galaxy Fold の外側ディスプレイサイズは〈4.6インチ〉。
内側ディスプレイ
折りたたみ iPhone 最大の特長となるのが、内側に二つ折りされているディスプレイパネルです。このフレキシブル OLED ディスプレイパネルの大きさは、タブレットコンピュータ iPad mini ほどの大きさがあり、インターネット閲覧はもちろん、動画の視聴、長文の文字入力を快適にします。
Samsung Galaxy Fold の内側ディスプレイサイズは〈7.3インチ〉と iPad mini〈7.9インチ〉に迫っています。
ただ、iPhone は顔認証セキュア Face ID を搭載するため、フレキシブルディスプレイを搭載するメインディスプレイのどこかに、フェイスマッピング用カメラなどが内蔵できるノッチ(切り欠き)が必要になるかもしれません。コンセプトイメージではディスプレイ内にオーバル状のノッチを配置。
フレキシブルディスプレイに採用されている OLED パネルは、折り曲げても正常表示できる特性があるため、ノートブックPCのように半分ほど折りたたんだ状態で使用することが可能。この特徴を利用して、キーボード部分と表示部分の表示領域を確保した快適なテキスト入力もできます。
スピーカー
折りたたみ型筐体では、スピーカーの配置や個数やスピーカーの役割(音域別ユニット)などがメーカーによって違いが出てきそうです。とくにディスプレイを広げた場合、タブレット並みのサイズになるため、搭載スピーカーの役割によってはユーザーに与える影響は大きいでしょう。
Apple Pencil
タブレットモードの折りたたみ iPhone に期待する機能の1つに、スタイラスペン『Apple Pencil』の対応でしょう。スマートフォンの狭いディスプレイに Apple Pencil の有用性はわかりませんが、ディスプレイサイズ〈7.3インチ〉ほどもあれば、スタイラスペンが使用できるメリットは十分あります。
あとは iPad との兼ね合い(売り分け)を Apple がどのように考えているかで採用が決まるのではないでしょうか。
ConceptsiPhone コンセプト動画
YouTubeチャンネル『EverythingApplePro』に Filip Koroy 氏がアップした、折りたたみ型 iPhone のほか Apple 新製品のリーク情報とコンセプトイメージの紹介動画。
コンセプト:Stephen Gary Wozniak
先日、Apple 共同設立者の一人である Stephen Gary Wozniak(ステファン・ゲーリー・ウォズニアック)氏も、折りたたみ iPhone を望むことを取材で述べていますが、すでに Apple は多くの特許取得をすませており、独自技術による折りたたみ iPhone を開発しています。
そんなところ、イタリアのグラフィックデザイナー Antonio De Rosa(アントニオ デ ロサ)氏によって制作されたコンセプトイメージ『iPhone X Fold』が公開されました。ちなみに、アントニオ氏は元 Apple のデザイナーで、iPhone 6、iPhone 7 などのデザインをしていました。
折りたたみ iPhone コンセプトである『iPhone X Fold』は、iPhone X シリーズをベースにデザインされており、現行モデル iPhone で特徴的なベゼルレスなオールディスプレイを含め、細部のフィニッシュも同様のイメージで制作されています。
折りたたみは Samsung Galaxy Fold と同様に、大きいディスプレイを内側に折りたたむ方式。ディスプレイは外側片面にも装備され、ディスプレイサイズは〈6.6インチ〉。内側の大きいディスプレイサイズは〈8.3インチ〉。
外側ディスプレイ
折りたたんだ状態の前面サブディスプレイ〈6.6インチ〉は非常に細長く、テキスト情報の表示はかなり独特になりそうな感じもしますが、iPhone SE などのコンパクトディスプレイになれたユーザーなら気にならないかもしれません。おそらく、この形状のディスプレイが採用されるなら、上下・左右分割で表示できるカスタマイズ機能が導入されるかもしれません。
Instagram(インスタグラム)イメージのように正方形画像や、ホームスクリーンのアイコンやインフォメーションは多く並べそうです。
ベゼルは現行モデルより狭くなっており、真のオールディスプレイ化を達成。近年の iPhone で特徴的なノッチも上部に配置。このノッチも数年後には廃止される開発が進んでいます。
メインカメラ
折りたたみ背面の左上部にはカメラユニットを配置。角丸正方形のパンプには、3つのカメラモジュールと LED フラッシュがビルトインした『トリプルレンズカメラ』を搭載。
コンセプトイメージのカメラ構成は、超広角レンズ〈16MP, ƒ/2.0, 12mm〉、広角レンズ〈12MP, ƒ/1.5 – 2.4, 26mm〉、望遠レンズ〈12MP, ƒ/2.2, 52mm〉。超広角レンズの焦点距離〈12mm〉は、人の目が見渡せるすべての範囲と同じ画角に相当します。
この折りたたみ iPhone は筐体がスリムでカメラバンプの盛り上がりも低いため、レンズ設計には相当高い技術を必要とするでしょう。
内側ディスプレイ
iPhone X Fold の内側ディスプレイサイズは〈8.3インチ〉と、Apple のスモールタブレット iPad mini の〈7.9インチ〉を超えるディスプレイパネルを採用。
これだけディスプレイが広ければ、モバイルユースもかなり快適。また、今後開発されるアプリケーションによっては、AR 技術を活かした徒歩ナビゲーションやリアルタイム観光情報表示など、外で活躍する可能性も格段に広がります。
さらに、ディスプレイが広く画面が角度をつけられる特長を活かして、ノートパソコンのように見やすい表示でタイピングモードも可能。あと、スタイラスペン Apple Pencil に対応できれば、メモやスケッチ、資料への書込みなどもできてビジネスユースでも活躍しそう。
折りたたみディスプレイは、折り曲げにも強い OLED(有機 EL)の特性を利用することで実現していますが、画面サイズの大きい OLED はコストが高いのがネック。近年注目を浴びている次世代 LCD である microLED の大量生産のメドがつけばコストを抑えることも実現しそうです。
折りたたみスマートフォンは技術的問題はおおよそ解決しており、すでに2019年前半には販売が始まります。ただ、特別にな構造であるため販売価格が約20万円ほどと高額。しかし、数年すれば価格も下がり始めるでしょうから、高性能なスマートフォンとタブレットを合わせて購入したと思えば、極端に高い製品ではないでしょう。
ConceptsiPhone コンセプト動画
YouTube チャンネル ConceptsiPhone に公開された Antonio De Rosa 氏が制作したコンセプトイメージの動画。
Apple:正規取扱品
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