ナローベゼル、Face ID、A12X チップ、5.9ミリ薄筐体、Apple Pencil 2 追加で、10月30日開催の Apple イベントで 2018 iPad Pro(アイパッド プロ)が発表。発売日・予約日・価格からスペック情報を掲載しています。
アクセサリー
Apple Pencil 2
iPad Pro を駆使するエキスパートからビギナーまで、多くのユーザーが仕様するのが専用スタイラスペン『Apple Pencil』。とくに写真加工・現像やイラスト・マンガ制作する作業には必須アイテムです。
このスタイラスペン Apple Pencil も 2018 iPad Pro のリリースと合わせて第2世代モデルが登場。新型 Apple Pencil 2 は、初代モデルから全面刷新されたフルチェンジ版で、仕様・機能とも大きく進化しています。
Apple Pencil(第2世代) の販売価格は、¥14,500(税別)です。
ペアリングと充電
第2世代 Apple Pencil は大幅な設計変更をうけており小型軽量化されました。円柱状だった従来モデルとは異なり一部が平面となったことで転がりにくくなり、ペンの全長も短くなった。そのほか重量バランスも改善されており、少し頭が重いところが解消されています。
また、一部平面の部分にはマグネットが仕込まれており、スタイラスペンを利用しないときは本体側面に装着しておけるようになりました。さらにペアリングと充電は、本体側面に装着した状態で可能になり、より簡単に利用できるようになりました。ちなみに、この装着状態で Apple Pencil バッテリー残量の確認が可能です。
従来モデルの Lightning(ライトニング)端子に差して充電・ペアリングする方法からかなり進化しました。
タップ機能
新型 Apple Pencil には新たな機能として、タップによるファンクション呼び出し機能に対応しました。これは、ペンシル本体を指先でダブルタップすることで任意の機能を呼び出すことができます。
基本的な機能呼び出しは、筆の太さ、カラー変更、消しゴムなどの選択が可能になります。この機能によって、よりスピーディな作業ができるようになります。また、タップしてスリープ解除することもできます。
簡単なメモなどで利用するときなど、タップだけで消しゴムが使えるのは大変便利です。サードパーティアプリが、このタップ機能に対応するようになれば様々なツール呼び出しや作業ショートカットが可能になるでしょう。
Apple Pencil 2 は、スマートなペアリングと充電に、タップ呼び出し機能を搭載した大変便利なスタイラスペンですが、残念なことに 2018 iPad Pro のみしか互換性はありません。
書き心地
フルチェンジした Apple Pencil 2 はペン側面の一部に平面をとりいれたことで、ペンを置いても転がりにくくなりました。ほかにはペンの長さが短くなっています。手に持って iPad Pro 画面にサラサラと絵を試し描きした感触では、ペンの重量バランスが少し変更になっていると感じました。従来モデル Apple Pencil では頭の部分(Lightning 端子がある)に少し重さがあったのですが、新型モデルでは重さの偏りがなくペン全体のバランスがよくなっています。
気になる書き味ですが、初代 Apple Pencil と 2017 iPad Proでは、堅いガラス面に書いている感じがして独特なフィーリングでしたが、文章や印などを書き込む分には使っているうちに気にならなくなります。ただし、イラスト・漫画制作でペンを走らせる条件だと、摩擦の少ないツルツルとしたフィーリングに慣れる必要があります。
第二世代 Apple Pencil と 2018 iPad Pro の組み合わせでは少し変化がありました。それは、少し滑りすぎる初代 Apple Pencil と違って、ペンを走らせるとき従来モデルよりペン先に微弱な抵抗を感じることです。この新しい仕様なら、従来モデル iPad Pro で滑り調整シートを貼っていたが、新型 iPad Pro では貼る必要がなくなるユーザーも出てきそう。
この感覚の違いは、ディスプレイ接地面と新型スタイラスペンの先端部分の構造に秘密があるのでしょう。ちなみに、ペン先チップの形状と素材は初代と同じ仕様で互換性があります。
あと、従来機と比べてディスプレイパネルの保護ガラスが薄くなったためか、ペン先と液晶パネルとの間隔が非常に狭くなったようで、視差が少なく一層ダイレクト感が高まった感じ。緻密な描写のラインを描くイラストレーターやコミック作画者は、新型 iPad Pro とApple Pencil 2 をチェックする価値があると思います。
Apple Pencil ペン先チップ
iPad Pro で映像、写真、イラスト、コミック作画といったクリエイティブな作業をされるユーザーに必須なのが Apple Pencil です。このスタイラスペンの消耗品であるチップ(ペン先)は交換可能な構造になっています。
従来モデル iPad Pro を利用しているユーザーは、予備としてチップをストックしている方も多いでしょう。
新型 iPad Pro(2018)専用のスタイラスペン Apple Pencil 2 もチップの交換が可能になっていますが、嬉しいことに従来モデル Apple Pencil
のチップと Apple Pencil 2 のチップは同じ設計なので使い回しは可能です。これでチップのストックは無駄なく使えるわけです。
新旧 iPad Pro でスタイラスペンの共用はできませんが、チップの互換性はあるため安心してストック購入ができますね。
クリスタ Apple Pencil 2 のダブルタップ対応
『セルシス』が開発販売するペイントツール・漫画原稿制作ソフト『CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)』が、新しい Apple Pencil 2 のダブルタップに対応するアップデートソフトウェアの配布を開始。
アップデートデータは[CLIP STUDIO PAINT 1.8.3]で、このバージョンから「UIPencilInteraction」に対応することで Apple Pencil(第二世代)でタブルタップ操作による連動・機能割り当てが可能になります。
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Smart Keyboard Folio
iPad Pro 専用の Apple 純正スマートキボードも新型モデルと合わせてリニューアルされた『Smart Keyboard Folio(スマートキーボードフォリオ)』を発売。
販売価格は残念ながら従来モデルの Smart Keyboard より値上がりしており、アップルストア販売価格(税別)では、11インチ用が〈19,800円〉12.9インチ用が〈22,800円〉と、両サイズモデルともに2万円をゆうに越える値段です。販売が継続される 10.5インチ用は〈17,800円〉と価格は安いですが、仕様と構造がまったく違うため単純に比べられないものがります。また、2018 iPad Pro との互換性はありません。
Smart Keyboard Folio 価格
販売価格(税別) | |
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Smart Keyboard Folio 11-inch用 | 19,800円 |
Smart Keyboard Folio 12.9-inch用 | 22,800円 |
Smart Keyboard 10.5-inch用 | 17,800円 |
あと、11インチ用と12.9インチ用は互換性がないため、両サイズモデルで専用キーボードが必要なばあいは2種類とも購入する必要があります。
この専用キーボードは、iPad Pro に内臓されているマグネットによって装着されるため、iPad Pro を持ち上げてもスタンド部分が密着して外れません。そのため、ディスプレイ前面をキーボードへ閉じれば、Smart Keyboard Folio を専用ケースとして装着したまま持ち運びが可能です。
従来モデルとなる10.5インチ用の Smart Keyboard では筐体背面はカバーされませんが、新型モデルの Smart Keyboard Folio は筐体両面を包み込んで保護します。
キーボードのタイプ感
キーボードのタイプ感は、キーストロークが浅く独特の弾力性があります。これは、キーの表面とキーボードパネルが特殊コートされた布みたいな素材でおおわれて繋がっているためソフトなキータッチになります。キーボードのタッチ感にこだわるユーザーは気になるかもしれません。
Smart Keyboard Folio は普通の Bluetooth キーボードと違ってペアリングする必要がなく、電源を入れる手間もありません。これは2018 iPad Pro の筐体背面にある磁力端子 Smart Connector(スマート コネクタ)によって機能します。Smart Connector に接続するためには iPad Pro をランドスケープ(横置き)にセットしなければ背面端子が接続できないため、ポートレート(縦置き)にセットしてもスマートキーボードは作動しません。
キーボードショートカット
Smart Keyboard Folio 最大のメリットは、キーボード操作によるショートカットが使えることです。それは、デスクトップ・ラップトップ Mac のように、複数のキーボードショートカットを使ってコマンドを実行できます。
キーボードショートカットでは、Mac 同様『⌘(command = コマンド)』キーを使います。また、App で使えるショートカットのリストを表示するには、App の使用中またはホーム画面で、⌘ キーを長押しで機能します。
- ホームボタン:command + H
- 検索:command + スペースバー
- App の切り替え:command + tab
- すべてを選択:command + A
- カット:command + X
- コピー:command + C
- ペースト:command + V
- 太字:command + B
- 斜体:command + I
その他の情報
- Smart Keyboard Folio は iPad Pro の角度を2段階に調整できます。
- アクセント記号付きの文字を入力や、音声認識を使うばあいは、ソフトウェアキーボードの利用できます。
- Windows のキーボードの方に馴染みがある場合、 ⌘ キーは Windows パソコンの『control』キーと同様の働きをするキーだと考えてください。
装着重量
Smart Keyboard Folio 12.9インチ 用の重さが〈約410g〉。iPad Pro 12.9-inch の重量が〈631g〉あり、両方を合わせると〈約1,040g〉と1kgを超えます。iPad Pro 12.9-inch を MacBook がわりに購入検討しているユーザーも多いでしょうが、2017 MacBook の重量〈約920g〉より重くなることを覚えておきましょう。
ただ、iPad と MacBook では OS や基本操作が違うため、ひとくくりで比べられないものがあります。
- iPad Pro 11-inch + Smart Keyboard Folio
- 約468 g + 約296 g = 764 g
- iPad Pro 12.9-inch + Smart Keyboard Folio
- 約631 g + 約410 g = 約1041 g
- iPad Pro 10.5-inch + Smart Keyboard
- 約477 g + 約242 g = 719 g
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