ナローベゼル、Liquid Retina パネル、A12Z Bionicチップ、超広角カメラ、LiDARスキャナ、Magic Keyboard 対応などの仕様アップデートを受け、新機種 iPad Pro(アイパッド プロ)第4世代の機能スペックなどの最新情報を更新。

iPad Pro 特長《4》
SoC(チップセット)
CPU:A12Z の性能
2020年3月に発売された iPad Pro 第4世代の心臓部となるチップセットは、従来チップ A12X Bionic から最新チップ A12Z Bionic へアップデート。
iPad Pro 4 発売前の予測では、より省電力なうえ更なる高速処理を可能にする A13X Bionic が搭載されるというのが、大方のアナリストや著名リーカー達の予想でした。
しかし、もともと iPad Pro 3 でも MacBook を凌駕する優れたスペックだったためか、iPad Pro 4 はマイナーチェンジという小幅なアップデートにとどまりました。そのため、チップセットは A12X から A12Z と次期チップセット A13X(または A14X)には進化しませんでした。
新しい A12Z Bionic が従来チップセットとどのように性能向上しているのか、多くのユーザーや購入希望者は期待していましたが、実際にベンチマークスコアをチェックしても、ほぼ同じ性能という結果に。
Our analysis confirms #Apple #A12Z GPU chip found inside #iPadPro (model A2068) is the same as A12X predecessor. A report of our findings is underway & will be available as part of TechInsights' #Logic Subscription. Learn more here https://t.co/WWQqlPorNF pic.twitter.com/RsQEADpZsc
— TechInsights (@techinsightsinc) April 13, 2020
新型チップセットの処理速度が振るわないのに疑問を持ったメディアが、新旧チップセットの回路設計を確認した結果、両方とも同じだったと判明。ゆいつの差は、GPU のコア数が1個違うだけで、A12X は GPU が7コア、A12Z は GPU が8コアと、8個のGPUのうち1個が非稼働か稼働かという差しかありません。
RAM:6GB
新型 iPad Pro 4 の RAM(メモリ)容量は、すべてのモデルで〈6GB〉が搭載されるようになりました。2018年モデルの iPad Pro 3 では、ストレージ容量が 1TB のみ RAM 容量〈6GB〉で、それ以外のストレージは〈4GB〉でした。
iPad OS13ではマルチタスク機能のほか、対応するプロユース向けのドローイングアプリや写真・動画編集アプリが揃っているため、メモリ容量の強化は、スムーズなエフェクトや作業の安定性にも貢献するでしょう。
A12Z Bionic | A12X Bionic | |
---|---|---|
CPU | 4 + 4 : 8コア | 4 + 4:8コア |
GPU | Apple GPU 8コア | Apple GPU 7コア |
ニューラルエンジン | 8コア | 8コア |
RAM | 6GB | 4GB(1TBのみ6GB) |
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顔認証 Face ID
新型モデルから iPhone X シリーズに先行採用されていた顔認識セキュア Face ID が搭載されました。これによって従来モデルまで装備していたホームボタンが廃止されました。
iPad Pro 前面を見つめるだけで、ロック解除、ログイン、電子マネー・クレジット決済などを可能にしたのが Face ID です。TrueDepth(トゥルーデプス)カメラシステム、Secure Enclave(セキュアエンクレーブ)、Neural Engine(ニューラルエンジン)といった Apple の最も高度なテクノロジーのいくつかを活用。これまでスマートフォンに搭載されたものの中で最も安全な顔認証です。また、機械学習によって外見の変化を認識。帽子をかぶっても、メガネやサングラスをかけても問題ありません。
2018 iPad Pro の Face ID は、同機能を搭載する iPhone X シリーズと違って、筐体の回転方向に関係なく 顔認識システムが作動するため、ポートレート(縦向き)はもちろんのこと、ランドスケープ(横向き)方向でも顔認識が可能です。そのため、スタンドやキーボードなどに横向きに設置した場合でも、そのまま Face ID を正常作動させることができます。
また、iPad Pro を横向きに持って Face ID を使用するときに、顔認識用の TrueDepth カメラを指で隠してしまう可能性がありますが、その場合のサポートとして Face ID カメラユニット付近のディスプレイに文字「カメラが覆われています」と場所を示す矢印が表示されます。
ランドスケープモードの Face ID 対応は現在のところ iPad Pro のみになるため、iOS のアップデートをしても iPhone X 系では適応作動しません。
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通信 / 充電
長い期間 Apple 製品の接続に利用されたいた Lightning(ライトニング)コネクタでしたが、近年多くの製品ポート・コネクタに採用されてい USB-C が、2020 iPad Pro 第4世代にも採用。
USB-C 規格は、新型 MacBook にいち早く採用されましたが、iPad Pro や iPhone には導入されておらず、業界でも 2018 iPad Pro 第3世代から採用されるか注目されていました。
従来の iPad シリーズの接続ポートは、1箇所しかないうえにアップル独自規格コネクタであるため、情報のやり取りがスムーズにいかないことがあります。これは、USB-C 規格へ変更になって仕様は引き継がれています。たとえば、USB-C ハブを利用しても USB メモリから情報を取り込んだりする事ができないため、ビジネスデータなどの読み込みには方法を変える必要がある。ただし、SD メモリカードからの写真や情報を読み込みや、有線キーボードを接続してタイピングは可能です。
ちなみに、USB-C ハブを iPad Pro に接続すると、ディスプレイ右上部に接続中を知らせるアイコンが表示されます。
デジカメ接続とRAW現像
新型 iPad Pro 4 に採用されている USB-C は、同規格ポートを装備するデジタルカメラと接続することで、RAWファイルなどの画像データを直接取り込みができます。さらに、写真現像アプリ『Lightroom CC』を利用することで iPad Pro 内で現像が可能。
iPad 用 Lightroom CC は、写真現像時のマスキングに指先や Apple Pencil が使用できるため直感的な操作やしやすく作業スピードもアップします。とくに iPad Pro では写真・絵画などの加工処理に特化された仕様となるため、多目的に性能をふったパソコンよりパワフルな処理能力をもっています。
これら iPad Pro の機能と仕様は、すでに多くのカメラマン・フォトグラファーの仕事道具として採用されており、現場で撮影したあとは iPad Pro 取込み・写真現像・ネット転送と、すべての作業が撮影現場で完了することが可能。また、野外での撮影現場では、撮影ショットごとに iPad Pro の高画質ディスプレイで撮影チェックするシーンも多く見かけます。
今やプロユースの撮影現場で iPad Pro は無くてはならない撮影機材となっています。
外部ディスプレイ出力
![外部ディスプレイ出力・デュアルモニター[2020 新型 iPad Pro 第4世代]](https://play.asobiing.com/wp-content/uploads/2018/10/2018-ipad-pro_i11-300x200.jpg)
新規格コネクタ USB-C によって iPad Pro の表示情報を外付けのモニターへ出力することが可能になりました。出力対応できるディスプレイは最大 5K のほか 4K であれば2画面出力が可能。プロユースで普及している 5K まで対応できるため、高画素・高画質な写真・映像のモニタリングが実現します。
従来モデルでは、サードパーティアプリを利用しなければ外部モニターへの出力はできませんでしたが、これでデュアルモニター環境も構築可能になり幅広い運用に期待できます。
給電機能
iPhone などのスマートフォンは現代の生活に欠かせないアイテムの一つ。ただし充電池で駆動するため、頻繁に利用するのであれば出先でのバッテリー残量には気を使うことが多いはずです。そんなユーザーはモバイルバッテリーを同時に持ち歩いているでしょう。
新型 iPad Pro 第4世代には給電機能が標準で利用できるため、つねにモバイルバッテリー代わりになり、日頃から iPhone と iPad Pro を持ち歩くユーザーにはメリットが大きいでしょう。この給電機能は USB-C ケーブル(コネクタ:Lightning)があれば利用可能。
USB-C 規格は高速なデータ転送のほかに、急速充電にも対応する複合的な機能をそなえています。このように iPad Pro が搭載する大容量のバッテリーから給電できる利点によって、簡易的なモバイルバッテリーの役目を果たすため、荷物を減らせ移動も楽になります。
給電状況
iPad Pro → iPhone
新型 iPad Pro(第3世代)から各種 iPhone への給電方法は、両機のポートに対応するコネクタケーブルを接続して給電します。この組み合わせでは、充電ケーブルは iPad Pro(USB-C)→ iPhone(Lightning)端子を利用。
この状況で給電したばあい、iPad Pro → iPhone(給電:7W前後)となります。この給電出力量だと、ワイヤレス充電 Qi 規格の高速充電と同じくらいの速度です。
iPad Pro → iPad Pro
おもしろいことに、給電は iPad Pro 同士でも可能です。このばあい、コネクタを後から挿したほうが充電されます。あと、USB-C – Lightning ケーブルを用意すれば、その他の iPad シリーズへの給電も可能です。ちなみに接続した iPad 同志で写真などの画像転送も可能です。
この状況で給電したばあい、iPad Pro → iPad Pro(給電:7W前後)となります。そのほかの iPad でも一緒です。
給電は iPad Pro のバッテリー残量が〈20%〉以下になっても可能ですが、給電出力は〈5W前後〉に低下しますが、充電先へ送り続けることができます。また、この機能は他社のモバイル機器にも原則給電が可能なため、新型 iPad Pro はモバイルバッテリー代替えとしても十分使えます。
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