オールディスプレイ、Super Retina HDX 有機EL、トリプルレンズカメラ、A13 Bionic チップ、Face ID v2.0、などの機能搭載される、2019年9月10日に発表された新型 iPhone 11 Pro の最新情報を更新。
機能・仕様《3》
カメラ
新型 iPhone 11 Pro シリーズの背面上部に搭載されたメインカメラには、iPhone では初搭載となる3眼(トリプルレンズ)カメラが採用されました。
3眼カメラの写る範囲
3眼カメラの撮影したレンズ別のイメージ。順に、望遠レンズ・広角レンズ・超広角レンズ。
新しいカメラシステムは、写真、ポートレート、ビデオ、タイムラプス、スローモーションのどのモードで撮っていても、それぞれのカメラにいつでもワンタップでアクセスできるようにしてあり、一つのカメラからもう一つのカメラへの切り替えは、驚くほど美しくスムーズです。
メインカメラ特長
新しいカメラシステムを搭載したメインカメラの特長は以下のとおりです。
- これまでより4倍広い超広角カメラ
- 各カメラ画角から瞬時 / シームレスな切替え
- シャッターを長押しで写真モードからビデオ撮影開始
- より表現力をそなえた次世代のスマートHDR
- 広角カメラでも美しくボケるポートレートモード
- 暗がりでフラッシュ不要のナイトモード
- iPhone 内でできる高画質フォト / ビデオの加工編集
- 高画質・低ノイズの1,200万画素イメージセンサー
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超広角カメラ
iPhone 11 シリーズ注目のカメラ機能は超広角レンズのカメラユニットを採用したこと。画角は〈約120度〉と、人間が一目で見られる範囲を一枚の写真に収められます。
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次世代のスマート HDR
- 2019 新型 iPhone のカメラ機能には新しい映像を提供する『次世代 スマート HDR』を採用。Neural Engine(ニューラル エンジン)による機械学習によって、人物と他の部分と区別します。新しい HDR では、顔には適切なハイライトとシャドウ補正をしながらも、肌のトーンを自然に表現。さらに、背景の夕焼けは明暗度を維持しながら自然な美しさを記録します。
この、次世代スーマート HDR は自撮りでも利用する前面の『TrueDepth カメラ』にも採用しています。 -
QuickTake
- 写真撮影から瞬時に動画撮影に切り替えできるのが QuickTake(クイック テイク)です。使い方(切替え)は簡単で、写真撮影モードのときシャッターボタンを長押しすれば動画撮影モードへ移ります。また、学習機能によって被写体を自動的に追跡します。
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ナイトモード
- Night Mode(ナイト モード)は、光源の少ない室内や夜間でも撮影画像を自動補正して明るく映し出す機能。ナイトモードは新たに開発された画像処理ソフトウェアと、新開発プロセッサ Apple A13 Bionic によって実現。
暗いところでの撮影では、どうしてもシャッタースピードが長くなって『手ぶれボケ』が発生しますが、iPhone 11 には光学式手ぶれ補正機能で対策。シャッタースピードを落としても補えなかった明るさは、画像エンジンでコントラスト・色・ノイズ・ディテールともに自動的に調整して記録。
なお、ナイトモードは暗所での撮影の際に自動的に起動します。
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スローフィー
- スローフィー(Slofie)は、iPhone 11 採用された『スローモーション自撮り』という新しいセルフィー機能。このスロー動画記録は〈1080 p〉フルハイビジョンの解像度と〈120 fps = 1秒間に120コマ〉フレームレートという、高画質でなめらかなスロー動画記録を可能にします。
3眼カメラ:仕様詳細 は『2019 iPhone 機能 – トリプルカメラ』の項目に情報掲載します。
前面カメラ
自撮りに多く利用される iPhone のフロントカメラは、画面上部のノッチに収納されている trueDepth(トゥルーデプス)カメラシステムの1つとして構成されています。
2019 新型 iPhone では、この前面カメラも刷新され、イメージセンサーが700万画素から1,200万画素へアップグレード。センサー解像度が向上したことで、より詳細な自撮り写真や、映画レベル(4K動画)の撮影が可能になりました。
画質や解像度が向上したのも新たな特長になりますが、じつは注目の機能としてスローモーション自撮り機能『スローフィー(Slofie)』が搭載されました。
Cat Slofie. Used iPhone 11 Pro front facing camera. pic.twitter.com/ypa9RnkDaT
— Quinn Nelson (@SnazzyQ) September 23, 2019
スローフィーのスロー動画記録は〈1080 p〉フルハイビジョンの解像度と〈120 fps = 1秒間に120コマ〉フレームレートという、高画質でなめらかなスロー動画記録を可能にします。この超スローセルフィー機能を利用して、いままで早過ぎて表現が難しかった状況を楽しめるようになります。
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接続(端子・充電)
2019 新型 iPhone はフレームベースの設計変更をしないマイナーチェンジモデルとなるため、充電や同期に利用している接続端子には Lightning(ライトニング)コネクタを引き続き採用します。
以前から噂に上がっている USB-C コネクタは、フルモデルチェンジとなる 2020 iPhone シリーズからの採用と予想されている。
イヤホン
iPhone 11 シリーズには、3.5 mm ミニプラグ有線イヤホン・ヘッドホンが接続できる『3.5mmジャック』はありません。お気に入りの有線イヤホンなどで再生したい場合は、Lightning から 3.5mm ジャックへ変換するアダプターを購入しましょう。
いちおう付属品として Lightning プラグを採用した有線イヤホン[Apple EarPods with Lightning Connector]が、すべての iPhone 11 シリーズに同梱しています。
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充電
Apple がワイヤレス充電方式を採用したのは、2017年モデルとなる iPhone 8、iPhone X から。また、2018年モデルとなる iPhone Xʀ、iPhone Xs、iPhone Xs Max の3機種すべてに搭載。
iPhone 11 シリーズ発売前に噂されていた、新開発の双方向ワイヤレス充電機能の採用は見送りとなりました。
この iPhone から給電できる画期的なワイヤレス給電機能は、AirPods といった Qi 規格ワイヤレス充電に対応する機器を充電可能にします。この機能は 2020年モデル iPhone への搭載されると予想されている。
充電器出力の差
2019年モデル iPhone 11 シリーズの充電器は、すべて同じではなく充電器出力に差があります。
充電器出力の違いは充電時間に大きな差があるため、出かける前の短時間充電でも充電率にも違いがあります。
高速充電を対応する〈18W〉急速充電器は、ハイエンドモデルの iPhone 11 Pro と、iPhone 11 Pro Max に同梱。ところが、ミッドレンジモデルとなる iPhone 11 には通常の〈5W〉充電器が同梱になっているため、iPhone 11 Pro シリーズ同等の急速充電時間が必要なユーザーは、別売で急速充電器を購入する必要があり費用がかさみます。
5W 充電器 | iPhone 11 |
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18W 充電器 | iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max |
バッテリー
スマートフォンなどの携帯機器ではバッテリー駆動時間は、ユーザーにとっては気になる情報のひとつ。
2019 iPhone 11 シリーズは、プロセッサなどの省電力化と、バッテリー容量の増加によってバッテリーの持ちをより伸ばしています。
バッテリー容量が増えることによる iPhone の駆動時間の延長は、iPhone 11 Pro が iPhone Xs と比べて約4時間。iPhone 11 Pro Max が iPhone Xs Max と比べて約5時間バッテリー駆動が延びると Apple 公式でアナウンス。
iPhone Xʀ | iPhone Xs | iPhone Xs Max | |
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2018年モデル | 2,942mAh | 2,659mAh | 3,179mAh |
iPhone 11 | iPhone 11 Pro | iPhone 11 Pro Max | |
2019年モデル | 3,110mAh | 3,046mAh | 3,969mAh |
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耐水防塵性能
電子機器は水分が苦手。内臓部品へわずかでも水が入ってしまうと完全に故障してしまうことも珍しくありません。
iPhone の防水機能は iPhone 7 から採用されましたが、少しずつ改良を受けており、新型 iPhone 11 シリーズは全てのモデルにおいて従来機より耐水機能を向上させています。
精密機械に悪影響を与える水分・埃の浸入をふせぐ度合いを規格化したものに IP(International Protection)規格がありますが、iPhone 11 Pro と iPhone 11 Pro Max の防水防塵性能は、IP 規格上では〈IP68 等級〉という最上位の耐久性(水深4メートルで最大30分間の耐水性能)をそなえており、水場や野外といったフィールドでも天候に左右されず使用できます。
防塵レベル 6 | 耐塵形(粉塵が内部に侵入しない。) |
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耐水レベル 8 | 水没に対する保護(製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。) |
電子マネー
2019 新型 iPhone にも引き続いて Apple Pay(電子マネー決済)が採用されます。iPhone の電子マネー決済機能は iPhone 7 から採用され、電子マネーを導入した店舗では iPhone をかざすだけで支払いが完了。
iPhone が対応する電子マネーには、日本で多くのユーザーが契約している Suica(スイカ)に対応しており、JR・公共機関の運賃支払いのほか契約店舗での買い物にも利用できます。また、Apple 独自開発の電子マネー以外でも、WALLET アプリ対応のクレジッドカードや、QR コード決済サービスに対応します。
この、ケータイ電話の電子マネー規格となる FeliCa(フェリカ = おサイフケータイ)は 2019 新型 iPhone にも導入されます。
Apple Pay の Apple 公式情報
Apple は公式ウェブサイトで Apple Pay に対応できるカード(クレジット・銀行)とサービスを公開しています。一度チェックしてみましょう。
- Apple Pay に登録できるカード
- Apple Pay に対応しているアジア太平洋地域の銀行とカード発行元
- Apple Pay で決済できるサービス
- Apple Payが使えるお店やサービス
iPhone 電子マネーの詳細情報は『電子マネー決済の詳細』のページに情報をまとめて更新掲載中。
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